抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サゴヤシの魅力を解説するとともにタイ南部におけるサゴヤシについて紹介する。サゴヤシは高さ30m,直径1.5mにまで生長し,約15年で花芽を付けたあと枯死する。最大の特長は幹に多量の澱粉を含むことである。地域によって異なるが1本から300~500kg(乾燥)の澱粉が採取できる。日本へは年間1.5万トンが輸入されている。サゴヤシは泥炭湿地でも生育が可能であり,泥炭湿地を保全しながら食糧となる澱粉も採取できることから近年注目されている。サゴヤシの利用は,丈夫な葉を利用した屋根葺き材,カゴなど民芸品の材料であり,澱粉抽出時にでる廃材を利用したサゴムシ(ヤシオサゾウムシの幼虫)養殖などがある。