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J-GLOBAL ID:201202250212463730   整理番号:12A1195872

アラキドン酸は蛋白質キナーゼCおよびMAPKの活性化によって褐色脂肪前駆細胞におけるDNA合成を刺激する

Arachidonic acid stimulates DNA synthesis in brown preadipocytes through the activation of protein kinase C and MAPK
著者 (3件):
資料名:
巻: 1821  号: 10  ページ: 1309-1315  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アラキドン酸(AA)は多数の細胞型の増殖を刺激する多価不飽和脂肪酸である。培養ラット褐色脂肪前駆細胞におけるAAの分裂促進能について研究した。AAは褐色脂肪前駆細胞においてDNA合成を4倍誘発する強力なマイトジェンであった。AAのマイトジェン効果はノルエピネフリン(NE)添加により増加した。また,AAは種々の成長因子組合せの分裂促進作用を増加させた。他の不飽和および飽和脂肪酸はAAと同程度にDNA合成を刺激しなかった。蛋白質キナーゼC(PKC)およびMEK/MAPKシグナル伝達経路の役割について分析した。ビスインドリルマレイミドI(BIS)によるPKC阻害によりDNA合成のAAおよびホルボール12,13-ジブチラート(PDBu)刺激が消失し,褐色脂肪前駆細胞における種々の成長因子のマイトジェン活性が低下した。培養褐色脂肪前駆細胞はPKCα,δ,εおよびζイソ型を発現した。高用量のホルボールエステルPDBuによる前処理によりPKCεおよびδのダウンレギュレーションが誘発され,BISの効果が再生され,DNA合成のAA依存性誘発はPKC活性を必要とすることを示した。また,AAはMEK/MAPK経路を活性化し,MEK活性の阻害により褐色脂肪細胞増殖とDNA合成のAA刺激が阻害された。ロットレリンによるPKCδの阻害によりMAPK活性化とDNA合成のAA依存的刺激が消失したのに対し,PKCε阻害ではいずれの効果も生じなかった。要するに,本結果から褐色脂肪細胞に対する強力なマイトジェンとしてAAを確認し,褐色脂肪細胞のAA誘導増殖におけるMEK/MAPK経路とPDBu感受性PKCδイソ型の関与を証明した。増殖活性増加は褐色脂肪の発熱性能力が増加するかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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生物学的機能  ,  酵素一般  ,  代謝一般  ,  細胞生理一般 
物質索引 (5件):
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