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J-GLOBAL ID：201202250283710894   整理番号：12A0999860

変態区間熱処理した高強度低合金鋼の微細組織の特徴と衝撃破壊挙動

Microstructural characteristics and impact fracture behavior of a high-strength low-alloy steel treated by intercritical heat treatment

著者 (3件)： KANG J. (State Key Lab. of Rolling and Automation, Northeastern Univ., Shenyang 110819, CHN) ,  WANG C. (State Key Lab. of Rolling and Automation, Northeastern Univ., Shenyang 110819, CHN) ,  WANG G.d. (State Key Lab. of Rolling and Automation, Northeastern Univ., Shenyang 110819, CHN)
資料名： Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing  (Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing)
巻： 553  ページ： 96-104  発行年： 2012年09月15日 
JST資料番号： D0589B  ISSN： 0921-5093  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 変態区間熱処理(IHT)した高強度低合金(HSLA)鋼の微細組織の変化とシャルピー衝撃破壊挙動に及ぼす影響を調査した。微細組織の特徴と亀裂伝搬経路を解析して靱性化機構を明らかにした。通常の焼入焼戻の熱処理に変態区間焼入を加えることによって,フェライト相が球状,棒状及び不規則形状のマルテンサイトによって分離された複合微細組織を得ることができた。微細組織には3.6%の残留オーステナイトが検出できた。15°以上の高傾角粒界の含有率は78.5%に達した。この鋼では-40°Cでの衝撃試験において,平均212Jの全吸収エネルギーに対して進展エネルギーの平均が152Jと,対全吸収エネルギーに対する比が大きいことがわかった。帯状フェライトの軸方向に沿ったもの及び結晶粒と対応する界面を横切るものとの2種類の亀裂進展経路形態が観察された。衝撃靱性の改善は主として,亀裂進展に対する効果的な抵抗を示す残留オーステナイト,帯状フェライトの結合態様,高傾角不整合を持ったフェライト-マルテンサイト界面に起因する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *HSLA鋼 ,  *変態区間熱処理 ,  *金属組織 ,  *靱性 ,  焼入 ,  マルテンサイト ,  フェライト組織 ,  残留オーステナイト ,  高傾角粒界 ,  亀裂伝搬 ,  応力歪曲線 ,  空洞 ,  *衝撃強さ ,  調質鋼 ,  相境界
準シソーラス用語： 吸収エネルギー ,  *衝撃靱性

分類 (3件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  熱処理技術  (WC03020T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 変態区間熱処理 ,  高強度低合金鋼 ,  微細組織 ,  衝撃 ,  破壊挙動