文献

J-GLOBAL ID：201202250286493401   整理番号：12A0937324

100%以上の外部量子収率を有するLa₂O₂Sのドープされた近赤外量子切断材料Er³⁺/Yb³⁺

Near-Infrared Quantum Cutting Material Er³⁺/Yb³⁺ Doped La₂O₂S with an External Quantum Yield Higher than 100%

著者 (5件)： FAN Bo (Univ. de Rennes 1, Rennes, FRA) ,  CHLIQUE Christophe (Univ. de Rennes 1, Rennes, FRA) ,  MERDRIGNAC-CONANEC Odile (Univ. de Rennes 1, Rennes, FRA) ,  ZHANG Xianghua (Univ. de Rennes 1, Rennes, FRA) ,  FAN Xianping (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 21  ページ： 11652-11657  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 積分球を備えた蛍光計を使用して,Er³⁺/Yb³⁺のドープされたLa₂O₂Sでの近赤外量子切断(NIR QC)の外部量子収率を直接的に測定した。La₂O₂S:E³⁺,Yb³⁺中のNIR QCによって100%以上の高い量子収率(QY)が達成できることを実証した。高いQYは主としてEr³⁺とYb³⁺の発光効率の向上による。前者はYb³⁺濃度の最適化による濃度消光の回避によって達成でき,後者は高純度で良好に結晶化した試料の作製とEr³⁺イオンの間のエネルギー拡散の最小化によって達成できた。さらに,ドーパントの発光効率とそれらの間のエネルギー移動効率について包括的に考察し,評価した量子収率が測定値と一致することがわかった。この研究によって,NIR QCの存在の直接的証拠が得られ,さらにエネルギー移動効率,関与するイオンの発光効率の他にQYの正確な評価も考慮する必要があることがわかった。

シソーラス用語： 量子収量 ,  *量子光学 ,  エルビウム ,  イッテルビウム ,  ドーピング ,  *ランタン化合物 ,  *酸化物 ,  *硫化物 ,  エネルギー変換効率 ,  エネルギー移動 ,  X線回折
準シソーラス用語： 発光効率 ,  *量子切断

分類 (2件)： 量子光学一般  (BD04010X) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 量子収率 ,  ドープ ,  近赤外 ,  量子切断 ,  Er3+