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J-GLOBAL ID:201202250342468032   整理番号:12A0899986

脊椎動物ゲノムにおける高度に保存されている配列の進化の成長過程

Evolutionary growth process of highly conserved sequences in vertebrate genomes
著者 (4件):
資料名:
巻: 504  号:ページ: 1-5  発行年: 2012年08月01日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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進化的に離れている種のゲノム配列比較により,強力な純化淘汰のもとで哺乳動物間に超保存エレメント(UCEs)が存在することが見出された。これらのほとんどは,また脊椎動物間でも保存されている。それらは発育遺伝子のフランキング領域に局在している傾向があり,脊椎動物の体型プランを創生する基本的な役割を果たしていると思われる。しかしながら,これらのUCEsの進化の起源と選択メカニズムは不明なままである。ここで著者らは,UCEsが原始的な脊椎動物から生まれ,脊椎動物の進化に伴って成長してきたことを報告する。著者らは,2種の硬骨魚,Tetraodon nigroviridisとOryzias latipesのUCEsについて研究し,100塩基対以上で100%相同な554種のUCEsを見出した。硬骨魚と哺乳動物のUCEsの比較から,83.1から99.2%の範囲の高い配列相同性を持った,共通のあごのある脊椎動物UCEs(jUCE)の43対が見出された。それらのうち10種はPetromyzon marinusゲノムとより低い相同性を示し,4つの非エキソンjUCEsの交換比率は,硬骨魚-哺乳動物の分岐後,減少しており,あごのある脊椎動物系統でロバストな保存が獲得されたことを示唆している。著者らの結果は,プロトタイプのUCEsは,あごありとあご無しの脊椎動物の分岐以前に始まり,あごあり脊椎動物系統で完全に保存された配列として凍結されたことを示している。加えて,著者らのUCEsと近隣の領域の比較配列解析により,系統-特異的に保存された配列を見出した。それらはプロトタイプのUCEsに漸次加えられ,新規な調節的役割を段階的に獲得していったことが示唆される。著者らの結果は,保存された非コードエレメント(CNEs)は,それぞれが脊椎動物系統に沿って異なる進化時代に凍結された,別個の進化的歴史を持ったブロックから構成されていることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  遺伝子の構造と化学 
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