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J-GLOBAL ID：201202250397194276   整理番号：12A0522287

テトラシステインシステムを用いたFRETによるSNARE複合体の検出

Detection of SNARE complexes with FRET using the tetracysteine system

著者 (1件)： VARLAMOV Oleg (Oregon National Primate Res. Center, OR)
資料名： BioTechniques  (BioTechniques)
巻： 52  号： 2  ページ： 103-108  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： C0930C  ISSN： 0736-6205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜蛋白質3種類,SNAP-25,シンタキシン-1a及びVAMP-2の集合で生成された開口分泌に対して必要な複合体,SNARE複合体のin vivoでの動特性を検討する新規プローブの作製を示した。本プローブは開口分泌複合体としてSNAP-25の受ける立体配座変化を追跡するためのCSNAC(Cerulean-SNAP-25-C4)と称した新規FRETに基づくプローブである。FRETのドナーとしては遺伝的にN末端へ結合されている蛍光蛋白質Ceruleanを,アクセプタとしては蛍光蛋白質Venusより立体障害が少なく,かつ膜透過可能なSNAP-25リンカードメイン内挿入の短鎖テトラシステイン(C4)モチーフへ結合させた低分子発蛍光団の2砒素染料FlAsHを,使用した。本プローブはin vitroにてSNARE複合体集合のリアルタイム検出に使用できた。また,HEK細胞を用いた生細胞での本プローブのユニークな適用可能性の検討結果を提示した。以上から,in vitroでのSNAP-25に基づいたSNARE複合体を検出するためのC4に基づいたテクノロジー適用例を示した。また,ニューロン及び分泌細胞での調節エキソサイトーシスにてSNAP-25のユニークな関与を考慮すると,哺乳類細胞でのCSNACの導入は値打ちのある仕事になっている。

シソーラス用語： *オリゴペプチド ,  *蛍光共鳴エネルギー移動 ,  *タンパク質複合体 ,  膜融合 ,  *プローブ ,  蛍光標識 ,  可視化 ,  *膜タンパク質 ,  エキソサイトーシス ,  in vitro実験 ,  動特性 ,  立体配座 ,  発色団 ,  蛍光 ,  ニューロン ,  細胞 ,  培養細胞 ,  アミノ酸残基 ,  膜貫通タンパク質
準シソーラス用語： Cerulean ,  Cerulean-SNAP-25-C4プローブ ,  FRET【移動】 ,  FlAsH色素 ,  HEK細胞 ,  *SNAP25 ,  *SNARE複合体 ,  VAMP-2 ,  シンタキシン1A ,  テトラペプチド ,  開口分泌 ,  *蛍光プローブ ,  生細胞 ,  発蛍光団 ,  分泌細胞

分類 (2件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

物質索引 (1件)： Cys-Cys-Cys-Cys-OH

タイトルに関連する用語 (2件)： FRET ,  SNARE複合体