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J-GLOBAL ID：201202250460931472   整理番号：12A0214942

カーボンナノチューブ分散液の開発とその応用

著者 (1件)： 井上均 (日本資材 R&Dセ)
資料名： JETI  (JETI)
巻： 60  号： 1  ページ： 77-80  発行年： 2012年01月24日 
JST資料番号： F0013B  ISSN： 0289-4343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,カーボンナノチューブ(CNT)分散液の開発とその応用について紹介した。CNTは,電気伝導性,熱伝導性,機械的強度などの特性から様々な用途が期待されている。著者らは構造制御された単層CNTや配向制御された高価なものでなく,大量生産可能で比較的廉価な多層CNT(MWCNT)を選び,できる限り簡便なプロセスを採用して,「低コスト」で「量産可能」なCNT製品を開発した。MWCNTの有機溶媒分散液は,メチルエチルケトン,イソプロパノール,エタノール系の溶媒を用い,プラスティックフィルムに塗膜を形成する場合には,必要に応じてバインダー(アクリル樹脂,分散剤など)を添加する。CNT分散液の応用形態として,透明導電塗膜としての利用(導電性,帯電防止,表面抵抗,光透過率,電磁遮蔽剤),粒子材料への添加剤としての利用(リチウムイオン電池電極材,燃料電池電極材),樹脂等への混合(セルロース系樹脂キャスト成型フィルム,導電性,表面抵抗)などが研究されている。

シソーラス用語： *多層カーボンナノチューブ ,  *分散媒質 ,  ナノ構造 ,  微粉体 ,  分散【dispersion】 ,  有機溶媒 ,  アクリル樹脂 ,  *分散剤 ,  塗膜 ,  *導電性 ,  帯電防止 ,  表面抵抗 ,  透過率 ,  *熱特性 ,  機械的強度 ,  膜厚 ,  電磁遮蔽 ,  電極材料 ,  用途開発 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： 光透過率 ,  電極材 ,  *熱伝導性

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  マーケティング  (KA06020W)

物質索引 (3件)： イソプロパノール ,  エタノール ,  メチルエチルケトン

タイトルに関連する用語 (4件)： カーボンナノチューブ ,  分散液 ,  開発 ,  応用