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J-GLOBAL ID:201202250477294433   整理番号:12A0646157

正常,障害を受けた,あるいはコンドロイチナーゼ処理環境下での神経細胞のグリコシル化の差異

Neuronal glycosylation differentials in normal, injured and chondroitinase-treated environments
著者 (6件):
資料名:
巻: 420  号:ページ: 616-622  発行年: 2012年04月13日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グリコシル化は中枢神経系(CNS)をとうして網羅的に見出される。コンドロイチン硫酸プロテオグリカン(CSPGs)はグリコサミノグリカン(GAGs)で大量に置換された分子のグループであり,細胞外マトリックス(ECM)と細胞表面に見出される。CNS障害において,軸索再生に阻害的であるグリア性瘢痕が形成される。グリア性瘢痕内で,NG2を含むいくつかのCSPGsが上方制御される,そしてこれらのCSPGsが軸索再生のキー阻害分子である。コンドロイチナーゼABC(ChABC)がNG2の阻害的性質を中和することができる。脊髄障害後の神経細胞で,差次的に制御されているグリコシル化に関連した遺伝子を確かめ,さらなる研究のための有力な標的を同定するために,遺伝子発現データセットからin silicoで探索した。健常な,阻害的な,そしてChABC処理した環境下で成長した神経のグリコシル化の差異を立証するために,著者らは,PC12神経細胞を,初代培養アストロサイト,Neu7アストロサイト(NG2を過剰発現している),及びChABC処理したNeu7アストロサイトと一緒に培養するという間接的共培養システムを確立した。1,4,そして8日間培養後,5種類の蛍光標識したレクチン(ECA,MAA,PNA,SNA-1とWFA)を使用して,神経細胞のレクチンの細胞化学を実施した。CNSでは通常,α-(2,6)-リンクしたシアリル化はほとんどおきていないが,このモチーフが障害環境下で8日目にのみで,神経細胞で観察された。ChABC処理により,MAA,PNA及びSNA-1染色に対して,すべての時間で正常な条件に神経細胞グリコシル化が戻っていた,そしてWFAの場合には8日目までに戻っていた。この研究により,阻害的な条件下で神経細胞表面のグリコシル化の変化を実証し,ChABC処理後,正常なグリコシル化へ戻ることを示した,すなわち,神経細胞再生のストラテジーのための見込みのある治療法を見分けることが期待できるかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  神経系疾患の治療一般  ,  細胞生理一般 

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