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J-GLOBAL ID：201202250537761761   整理番号：12A0731455

白馬岳東麓,長走沢・金山沢の地すべり地形と堆積物

Landslide Geology and Geomorpbology of the Nagashirisawa and Kanayamazawa Basins, the East Side of Mount Shiroumadake, Northern Hida Range, Central Japan

著者 (3件)： 苅谷愛彦 (専修大 文) ,  佐藤剛 (帝京平成大 現代ライフ) ,  小森次郎 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： 地学雑誌  (Journal of Geography)
巻： 121  号： 2  ページ： 384-401  発行年： 2012年04月25日 
JST資料番号： G0643A  ISSN： 0022-135X  CODEN： CGZAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 白馬岳東面の北股入流域のうち,長走沢と金山沢における主要な地形と堆積物を記載し,それらの形成年代を論じた。記載された諸事実を矛盾なく総合的に説明できるのは,これらの堆積物が近傍の斜面から地滑りで移動して生じたとする解釈である。長走沢と金山沢には最終氷期に形成されたモレーンが分布するとされていたが,本研究により白馬岳東面における更新世後期以降の地形発達は,地滑りと山岳氷河の両面から再考の余地がある事が判った。

シソーラス用語： *地滑り ,  氷河作用 ,  *長野県 ,  更新世 ,  *構造地形 ,  氷河
準シソーラス用語： 山岳氷河

分類 (1件)： 自然地理学  (DF01000Z)

引用文献 (48件)：

• 青木かおり・入野智久・大場忠道(2008): 鹿島沖海底コアMD01-2421の後期更新世テフラ層序.第四紀研究,47,391-407.[Aoki, K., Irino, T. and Oba, T. (2008): Late Pleistocene tephrostratigraphy of the sediment core MD01-2421 collected off the Kashima coast, Japan. Quaternary Research (Daiyonki-Kenkyu), 47, 391-407. ]
• Ballantyne, C.K. (2002): Paraglacial geomorphology. Quaternary Science Reviews, 21, 1935-2017.
• Benn, D.I. and Evans, D.J.A. (2010): Glaciers & Glaciation, Second Edition. Hodder Education.
• Bennett, M.R. and Glasser, N.F. (2009): Glacial Geology: Ice Sheets and Landforms. Wiley.
• 防災科学技術研究所(2000): 地すべり地形分布図 第11集「富山・高山」.防災科学技術研究所.[The National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention (2000): Landslide Maps, Series 11, Toyama and Takayama. The National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention. ]

タイトルに関連する用語 (2件)： 地すべり地形 ,  堆積物