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J-GLOBAL ID：201202250577913033   整理番号：12A0723581

Trypanosoma cruziによる宿主細胞の浸潤:持続感染を促進するユニークな戦略

Host cell invasion by Trypanosoma cruzi: a unique strategy that promotes persistence

著者 (2件)： FERNANDES Maria Cecilia (Univ. Maryland, MD, USA) ,  ANDREWS Norma W. (Univ. Maryland, MD, USA)
資料名： FEMS Microbiology Reviews  (FEMS Microbiology Reviews)
巻： 36  号： 3  ページ： 734-747  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： W0860A  ISSN： 0168-6445  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞内原生動物寄生虫Trypanosoma cruziは中南米の何百万人に影響を与える深刻な疾患であるChagas病の病因である。感染後の終生免疫の発達にも関わらず,免疫系は宿主組織内で何十年間も持続感染する寄生虫の完全除去に失敗している。心筋症は病気の最も深刻な臨床症状の1つであり,流行地域における突然死の主要原因である。何十年の研究にも関わらず,寄生虫の心筋に対する明らかな優先的な指向性と疾患の病態におけるその役割については未だ議論が分かれる。本総説では,T.cruziが原形質膜の病変の修復のための高度に保存された細胞経路を破壊することで,宿主細胞に侵入することを示した最近の観察に基づいた見解でこれらの問題を議論する。原形質膜の損傷と修復は筋肉細胞で特に頻繁であり,細胞浸潤のために寄生虫が利用する機構は組織指向性や細胞内持続性,Shagas病の病理の主要な決定要因であることを示唆した。

シソーラス用語： *Trypanosoma cruzi ,  *性質 ,  *寄生虫 ,  *原生動物 ,  *細胞 ,  *浸潤 ,  *トリパノソーマ症 ,  *心筋症 ,  指向性 ,  病理 ,  免疫 ,  *細胞膜 ,  修理 ,  斑点 ,  中央アメリカ ,  南アメリカ
準シソーラス用語： *Chagas心筋症 ,  *Chagas病 ,  *原形質膜 ,  *持続性 ,  修復 ,  *宿主細胞 ,  中南米 ,  病斑

分類 (2件)： 感染症・寄生虫症一般  (GD01010H) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

タイトルに関連する用語 (6件)： Trypanosoma ,  宿主細胞 ,  浸潤 ,  持続感染 ,  促進 ,  戦略