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J-GLOBAL ID:201202250610476825   整理番号:12A1719626

ブタ腎臓からのD-アミノ酸オキシダーゼ-安息香酸塩複合体中での光誘起電子移動の機構:反転した領域での電子移動

The mechanism of photoinduced electron transfer in the d-amino acid oxidase-benzoate complex from pig kidney: Electron transfer in the inverted region
著者 (7件):
資料名:
巻: 250  ページ: 6-17  発行年: 2012年12月15日 
JST資料番号: D0721B  ISSN: 1010-6030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ブタ腎臓からのD-アミノ酸 オキシダーゼ(DAAO)がコファクターとしてフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)と結合している。DAAO-安息香酸塩(Bz)錯体(DAOB)はDAAOよりも非常に安定である。以前の報告にあるようにDAAO中のFADの蛍光寿命をBzの結合により66%だけ減少した。Bzから励起状態のイソアロキサジン(Iso*)へのDAOBモノマー中で光誘起電子移動(ET)の機構を分子動力学シミュレーション(MDS)とKakitaniとMataga電子移動理論(KM理論)により研究し,DAAO中のものと比較した。KM理論のETパラメータを決めてDAOB(60ps)の蛍光寿命を得た。DAOB中のET機構は他のフラビノタンパク質と異なり,中性トリプトファンとチロシンはETドナーである。アニオン性BzはDAOB中のアニオン性ETドナーとして働く。更に,ETは反転域で起きる。電荷移動相互作用(CT)を半実験分子軌道(MO)法により研究した。Iso*-Bz系の双極モーメントはイソアロキサジン(Iso)-Bz系中のものよりも低くなり,負電荷BzからIso*へのCTとみなした。IsoとBz間の平均相互作用エネルギーが100以上のスナップショットで励起状態と基底状態それぞれで-16.8と-8.1kcal/molとなり,平均電荷密度は励起状態と基底状態で,Isoでそれぞれ-0.354と-0.013,Bzで-0.646と-0.987となった。Bzのイオン化電位をET分析により,7.3eVと評価した。これはMO計算で得られたものと良く一致した。Isoとドナーとの誘電定数はDAAO中の5.8と比較して2.2となった。MDSによると数分子の水はDAAO中のIso付近に存在し,DAOB中のIso近辺が強い非極性環境となり,Bz結合によりすっかり除去された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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