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J-GLOBAL ID:201202250703678886   整理番号:12A1195753

フェリハイドライト及びフェリハイドライト-細菌複合体に対するCu(II)の吸着:自然環境におけるCu移動性に対するカルボキシル基の重要性

Adsorption of Cu(II) to ferrihydrite and ferrihydrite-bacteria composites: Importance of the carboxyl group for Cu mobility in natural environments
著者 (2件):
資料名:
巻: 92  ページ: 203-219  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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菌が関与した鉄の(水)酸化物複合体は自然環境に広く存在し,溶存微量金属の重要な除去剤である。本研究では,非Fe代謝性,グラム陽性細菌Bacillus subtilisの存在下及び不在下でフェリハイドライトを析出させ,さらにCuの吸着をpH及びフェリハイドライト:細菌質量比の関数として測定した。フェリハイドライトと細菌の複合体の鉱物フラクションは,鉱物組成,形態,結晶度が純粋なフェリハイドライトと変わらないことを確認した。フェリハイドライト-B.subtilis複合体によるCuの取り込みが,フェリハイドライトと細菌の両方のフラクションへの吸着によることを初めて直接的に決定した。B.subtilisフラクションによるCuの吸着は低pHでのCuの取り込みをもたらし,中程度のpHでもCu取り込みを促進する。このような挙動は,低pHでのCuの吸着がごくわずかである純粋なフェリハイドライトとは対照的である。さらに,細菌の質量比の増加に伴い,細菌フラクションによるCu吸着は中程度のpHまで維持されるようになり,より大きなpH領域まで拡大する。吸着されたCuの複合体の間での分配はpHとフェリハイドライト:細菌質量比の両方の関数である。EXAFSにより,Cuはフェリハイドライトへは内圏(CuO4Hn)n-6二座錯体として吸着し,複合体へは内圏(CuO5Hn)n-8単座錯体として細菌フラクションに存在するカルボキシル表面官能基と,また二座錯体としてフェリハイドライトフラクションと吸着することが示される。この新しい結果は過去の研究と合わせて,自然環境におけるCuの吸着でのカルボキシル基の重要性を示している。Cu-カルボキシル結合が非生物及び生物的有機物とCuとの相互作用,天然水でのCuの消長と移動性を支配していることが示される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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地球化学一般  ,  重金属とその化合物一般  ,  酸化鉱物,水酸化鉱物 

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