抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福島第一原子力発電所の原子炉事故により,事故直後,横須賀市においても放射線量の増加が観測されている。また,横須賀市には核燃料庫なども有している。そこで,2011年5月下旬から6月下旬にかけて車載によるサーベイメータ測定を行い,三浦半島での放射能分布を得た。本稿ではまず,大震災時の8箇所にあるモニタリングポストでの放射線量の増加についてデータを示し,原子炉事故の放射能飛来の影響であるとした。次に,今回の車載での測定方法と測定で走行した経路を三浦半島の道路地図に示した。測定結果は値をレベル分けして濃淡で区別し,測定経路図上に示した。放射線量分布の特徴として,1)測定での最も高い値は0.11μGy/hで,著しく高いところはなかった,2)全体的に北東側で高く,逗子・葉山などで低くなっていたが,中央の山々の北東部に福島第一原子力発電所が位置することと符合する,などの結果を得た。