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J-GLOBAL ID：201202250985240519   整理番号：12A1022732

三次元表面増強Raman散乱基板としての金ナノ粒子コート紙

Gold Nanoparticle-Paper as a Three-Dimensional Surface Enhanced Raman Scattering Substrate

著者 (4件)： NGO Ying Hui (Monash Univ., VIC, AUS) ,  LI Dan (Monash Univ., VIC, AUS) ,  SIMON George P. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  GARNIER Gil (Monash Univ., VIC, AUS)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 28  号： 23  ページ： 8782-8790  発行年： 2012年06月12日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： HAuCl₄・3H₂OのNa₃C₆H₅O₇還元により,金ナノ粒子(AuNP)を合成し,その分散液中に紙片を24時間浸漬して,洗浄・乾燥後,相対湿度50%,23°Cで平衡化し,AuNP沈積紙を作成した。なお,AuNPの紙表面被覆率はその分散液濃度と直線性を示した。これを4-アミノチオフェノール(4-ATP)の1mMエタノール溶液中に短時間浸漬して,AuNP沈積紙表面に4-ATPの単分子層を形成させ,4-ATPの特徴的Raman散乱波長での表面増強Raman効率(REF)を求め,RETが分散液のAuNP濃度に対し直線的に増加することを示した。次いで,紙表面上のAuNP数を一定とし,通常紙を,シリコンもしくは疎水性紙に変えて,AuNP分布を変化させ,それがREFに与える効果を調べた結果,通常紙の場合が最も高い表面増強Raman(SERS)シグナルを与え,紙片内部を含めて形成されるAuNPの3次元構造に基づくプラズモンカップリングがSERSのシグナル増幅に寄与することが分かった。

シソーラス用語： *三次元 ,  *表面増強Raman散乱 ,  *ナノ粒子 ,  *塗工紙 ,  被覆率 ,  単分子層 ,  濃度依存性 ,  紙特性 ,  依存性 ,  表面プラズモン
準シソーラス用語： *金ナノ粒子 ,  紙質依存性

分類 (3件)： 界面化学一般  (CB12010J) ,  有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08064T) ,  分光分析  (CC03012W)

物質索引 (1件)： 4-アミノチオフェノール

タイトルに関連する用語 (3件)： 表面増強Raman散乱 ,  金ナノ粒子 ,  コート紙