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J-GLOBAL ID：201202251075844093   整理番号：12A0971803

CO₂分離のための高度透過性高分子膜材料の進展

Advances in high permeability polymeric membrane materials for CO₂ separations

著者 (5件)： DU Naiying (National Res. Council Canada, Ontario, CAN) ,  PARK Ho Bum (Hanyang Univ., Seoul, KOR) ,  DAL-CIN Mauro M. (National Res. Council Canada, Ontario, CAN) ,  GUIVER Michael D. (National Res. Council Canada, Ontario, CAN) ,  GUIVER Michael D. (Hanyang Univ., Seoul, KOR)
資料名： Energy & Environmental Science  (Energy & Environmental Science)
巻： 5  号： 6  ページ： 7306-7322  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： W2306A  ISSN： 1754-5692  CODEN： EESNBY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CO₂レベル上昇に対応するため,再生可能エネルギーや非化石燃料やCO₂捕捉と貯留(CCS)の大規模な実施が必要である。石炭火力発電所は主要な大規模CO₂源であり,アミン吸収などの一般的手法でCO₂捕捉が可能であるが,そのためには受け入れがたい発電コスト上昇が発生する。膜プロセスは,相変態が不要であるため,エネルギーを節約するCO₂捕捉の代替法となる。しかし現行のガス分離膜の性能は多量のガス処理には不十分である。CO₂に対して高透過性の高分子膜プロセスの開発が必要である。本論では,既存の高分子材料の分離能を大幅に超える高いCO₂透過性と良好なCO₂/N₂選択性を有する高分子材料における最近の注目すべき進歩について展望し,その内容を要約した。ここでは以下の5種類の高分子膜材料,即ちポリイミド類,熱再配列高分子,置換ポリアセチレン類,固有のミクロ多孔性を持つ高分子(PIM),ポリエーテル類に注目して展望したが,これは,例えば石炭火力発電所の燃焼後の煙道ガスからのCO₂分離に適した高分子の設計について理解する手掛りを与えるものである。

シソーラス用語： *高分子膜 ,  二酸化炭素 ,  *ガス分離 ,  *膜分離 ,  *選択透過膜 ,  燃焼ガス ,  排ガス処理 ,  ポリイミド ,  材料設計 ,  ポリアセチレン ,  ポリアセチレン類 ,  ポリエーテル ,  多孔質体 ,  二酸化炭素回収 ,  二酸化炭素回収貯留
準シソーラス用語： 石炭火力発電所 ,  置換ポリアセチレン

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  膜分離  (XD02120Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： CO2 ,  高度 ,  透過性 ,  高分子膜 ,  進展