抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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噴霧流中の液滴の粒径,速度および質量流束の空間分布計測を実現するため,焦点および非焦点画像を併用した新たな計測法を提案した。焦点画像取得にはグレアポイント法を,非焦点画像取得にはレーザ干渉画像法を採用し,両画像を1台のカメラで撮像可能な計測システムを新たに構築した。これにより,液滴位置検出の精度向上および粒径計測範囲が拡張された点が本手法の大きな利点である。加えて,焦点および非焦点画像の光路差からレーザシート面内の奥行き方向位置が推定され三方向速度成分が得られる点も特徴として挙げられる。本手法の計測精度を検証するため,単分散発生装置による液滴列を計測したところ,水平位置のズレ補正,従来困難であった10μmから200μmまでの比較的広範囲な粒径計測の実現,および奥行き位置検出精度が10%以下と評価された。さらに,本手法を実噴霧流動場に適用し,質量流束の空間分布が高精度に取得できることが確認された。(著者抄録)