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J-GLOBAL ID:201202251193944922   整理番号:12A0532498

PCP汚染土壌中の乳酸塩修飾ナノ構造鉄粒子の輸送と反応性

Transport and Reactivity of Lactate-Modified Nanoscale Iron Particles in PCP-Contaminated Soils
著者 (3件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 68-74  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: W0914A  ISSN: 2153-5493  CODEN: JHTRBP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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有害な塩素化有機化合物汚染サイトのナノ構造鉄粒子(NIP)を用いた汚染修復が,その小サイズと大きな反応表面に由来する高い反応性のために大きく注目されている。しかし,NIPの凝集性や沈降のため,原位置浄化の目的で汚染域にNIPを適切に到達させるのは困難である。土壌中のNIPの輸送を促進するための様々なNIP修飾法が提案されている。本研究は,ペンタクロロフェノール(PCP)で汚染された現地砂中での裸のNIP及び乳酸塩修飾NIP(LMNIP)の輸送及び汚染修復効率を検討した。2つの一定の動水勾配と異なる濃度(1と4mg/L)でNIPとLMNIPのPCPとの反応性及び土壌中での輸送を検討するため,土壌カラム実験を行なった。裸のNIPの輸送距離は限られ,土壌中の分布は不均一であった。しかし,LMNIPの輸送は土壌カラム全体に行き渡った。乳酸アルミニウムによる表面修飾はNIPの凝集と沈降を遅らせたが,NIPの反応性は低下した。土壌の透水性は低濃度のNIPには影響されなかったが,高濃度ではNIPが細孔を閉塞し,透水性を低下させた。LMNIPは高濃度でも細孔を閉塞せず,高い流動を維持し,土壌透水性に影響を与えなかった。PCPのNIPによる分解はNIP濃度1と4mg/Lで夫々,53.2と54.8%であり,LMNIPでは夫々,61と51.6%であった。流出水分析に基づく土壌からのPCP除去は6~14%であった。PCPの低い分解率は,NIPが土壌中を輸送される過程で,土壌pHの関数としてのPCPの解離と土壌からの脱着に依存して変化する反応性に起因するのかもしれない。輸送の初期段階では,LMNIPにおけるNIPの乳酸塩による表面被覆がPCPとNIPの直接接触を妨害した可能性があるが,後期段階ではLMNIPの反応性はNIPと同水準まで増大した。
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分類 (2件):
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土壌汚染  ,  環境衛生,公害対策一般 
物質索引 (1件):
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