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J-GLOBAL ID：201202251243785391   整理番号：12A0706773

Rab蛋白質の翻訳後修飾は,GDP解離阻害剤の効率的置換をもたらす

Posttranslational modifications of Rab proteins cause effective displacement of GDP dissociation inhibitor

著者 (4件)： OESTERLIN Lena K. (Max Planck Inst. Molecular Physiology, Dortmund, DEU) ,  GOODY Roger S. (Max Planck Inst. Molecular Physiology, Dortmund, DEU) ,  ITZEN Aymelt (Max Planck Inst. Molecular Physiology, Dortmund, DEU) ,  ITZEN Aymelt (Technische Univ. Muenchen, Garching, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 15  ページ： 5621-5626  発行年： 2012年04月10日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Rabがその特異的標的となる生体膜に動員されるためにはRab:GDP:GDI複合体からGDIが外れなければならないがその仕組みはよく分かっていない。細菌におけるGDP/GTP交換因子としてコードされているDrrAがこの事象に寄与しているとする証拠が挙げられている。Rabの翻訳後修飾がGDIに対する親和性を調節している可能性があり,その結果としてRab:GDI複合体からのGDIの効果的な置き換えが起こると考えられる。これらの活性は,病原性細菌Legionella pneumophila由来の酵素,AnkXおよびDrrA/SidMが持つホスホコリン化およびアデニル化というそれぞれの作用に関連している。両修飾とも,自然界における平衡関係内では,Rab:GDI複合体の自発的解離後に起こる。したがって観察される効率的置き換えは,Rab:GDIの再形成の阻害に基づく。ひとの細胞においても細菌感染のない場合には,おそらくはGDIからRabを効率的に置き換えるために類似の機構が働いているものと推察される。

シソーラス用語： *GTP結合タンパク質 ,  ターゲティング ,  生体膜 ,  *翻訳後修飾 ,  タンパク質 ,  Legionella pneumophila ,  化学反応 ,  プレニル化 ,  部位特異的変異誘発 ,  グアニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール
準シソーラス用語： AnkX ,  DrrA ,  GDI ,  *Rab ,  SidM ,  アデニル化 ,  グアニンヌクレオチド交換因子 ,  分子標的 ,  部位特異的突然変異誘発

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： GDP ,  ホスホコリン

タイトルに関連する用語 (6件)： Rab蛋白質 ,  翻訳後修飾 ,  GDP ,  解離 ,  阻害剤 ,  置換