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J-GLOBAL ID:201202251272928347   整理番号:12A0396382

シグナリング径路によるABCA1機能の調節

Regulation of ABCA1 functions by signaling pathways
著者 (2件):
資料名:
巻: 1821  号:ページ: 522-529  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ATP結合カセット輸送体A1(ABCA1)は,過剰なコレステロールを細胞から排出することと炎症の抑制による少なくとも2つの機構によって心血管疾患を防御する統合型細胞膜蛋白質である。ABCA1は細胞表面脂質ドメイン形成,アポリポ蛋白質のABCA1への結合,シグナリング径路の活性化及びアポリポ蛋白質によるこれら脂質の可溶化などに関与する多くのステップによって細胞からコレステロールとリン脂質を排出する。ABCA1は,細胞膜脂質ラフトを修飾し,直接シグナリング径路を活性化することによって抗炎症作用を担う。アポリポ蛋白質とABCA1の相互作用は,転写3(JAK2/STAT3)のJanusキナーゼ2/シグナルトランスジューサ及び活性化剤,蛋白質キナーゼA,RhoファミリーG蛋白質CDC42及び蛋白質キナーゼC等の多くのシグナリング径路を活性化する。蛋白質キナーゼAとRhoファミリーG蛋白質CDC42の活性化は,ABCA1仲介の脂質排出を調節し,PKCの活性化は,ABCA1蛋白質を安定化し,JAK2/STAT3の活性化は,ABCA1仲介の脂質排出と抗炎症を調節する。このようにABCA1は,脂質排出とシグナル伝達受容体としての両方の性質を有する。ABCA1蛋白質に対するアゴニストを用いるABCA1標的受容体様性質は,ABCA1機能を増加させる新規な治療標的になり,心血管疾患治療法になる可能性をもつ。本稿は,高密度リポ蛋白質形成と代謝における進展:John F.Oram(1945~2010)への賛辞の特集の一部である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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