文献
J-GLOBAL ID:201202251459027459   整理番号:12A0862377

地球規模のデータ合成によって,生物多様性の減少が生態系の変化の重要な促進要因の1つであることが明らかになった

A global synthesis reveals biodiversity loss as a major driver of ecosystem change
著者 (12件):
資料名:
巻: 486  号: 7401  ページ: 105-108  発行年: 2012年06月07日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
生物の絶滅が,地球の生態系の生産力や持続可能性に大きくかかわる重要な諸過程を変化させていることを示す証拠が増えつつある。種の消失がこれ以上進めば生態系過程の変化が加速されるだろうが,こうした影響の程度が,多様性の減少と生態系機能の変化の両方を推し進めるようなほかの種類の環境変化の直接的影響の程度と比較してどれくらいなのかは,はっきりわかっていない。今回我々は,公表されているデータの一連のメタ解析を行って,あらゆる生態系に重要な2つの過程である生産力と分解に種の消失が与える影響の大きさが,ほかの多くの地球環境変化による影響の大きさに匹敵することを明らかにする。実験では,中程度の種消失(21~40%)で植物生産量が5~10%低下し,これは以前に報告されている紫外線照射および気候温暖化による影響と同程度だった。絶滅の程度がもっと高い場合(41~60%)の影響は,オゾン,酸性化,CO2濃度上昇,栄養素汚染によるものに匹敵していた。中程度での種の消失が分解に与える影響は一般に,CO2濃度上昇や窒素添加の場合と同程度か,それ以上だった。また,消失した種が何であるかも,生産力と分解の変化に大きく影響し,絶滅によってもたらされると思われる結果は広範囲にわたる。多様性減少と環境変化の相互作用による影響についてはさらなる研究が必要だが,今回の解析によって,局所的な種消失が生態系にもたらす影響は,国際社会に大きな懸念を呼んで改善努力を引き出したいくつかの地球規模変動ストレッサーによる直接的影響と比較して,同程度に大きいことが明確に示された。Copyright Nature Publishing Group 2012
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生態系  ,  自然保護 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る