抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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500kV以上の超高圧送電線用の鉄塔は高くなってきており,雷事故を予測するAWの式は再検討する必要がある。本報告では,500kV級の送電線への夏季雷の雷撃特性を観測により明らかにするとともに,雷撃距離と雷撃電流の関係を解明することを試みた。雷観測は,高い時間分解能を持つ光学観測装置(高速ビデオ,一般ビデオ,ALPS)を用いて行い,7件の負極性雷撃データを得た。データ解析の結果,雷雲からのリーダの進展速度の平均値は3×10
5m/s,帰還雷撃速度の平均値は1×10
8m/sであること,雷雲からのリーダは地上に接近するにつれて加速するが,帰還雷撃は高度による速度変化はないこと,雷撃距離はAWの式により計算した雷撃距離よりも短いことなどが明らかになった。