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J-GLOBAL ID：201202251635083697   整理番号：12A0138580

フェニレンジアミン誘導体はGDF-15/MIC-1を誘導し,マウス3T3-L1細胞の脂肪細胞分化を阻害する

Phenylenediamine derivatives induce GDF-15/MIC-1 and inhibit adipocyte differentiation of mouse 3T3-L1 Cells

著者 (5件)： YANAGITAI Mika (Dep. of Welfare Engineering, Fac. of Engineering, Iwate Univ., Morioka, Iwate 020-8551, JPN) ,  KITAGAWA Tomomi (Dep. of Welfare Engineering, Fac. of Engineering, Iwate Univ., Morioka, Iwate 020-8551, JPN) ,  OKAWA Kyouji (R&D Center, Ouchishinko Chemical Industrial Co., Ltd., Sukagawa, Fukushima 962-0806, JPN) ,  KOYAMA Hiroki (R&D Center, Ouchishinko Chemical Industrial Co., Ltd., Sukagawa, Fukushima 962-0806, JPN) ,  SATOH Takumi (Dep. of Welfare Engineering, Fac. of Engineering, Iwate Univ., Morioka, Iwate 020-8551, JPN)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 417  号： 1  ページ： 294-298  発行年： 2012年01月06日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェニレンジアミン誘導体は,水素ドナーとして機能し,恐らく抗酸化剤として機能することにより,酸化ストレスに対する細胞保護効果を含む,各種の生物学的作用をすることが報告されている。以前の研究は,マウスへのこのような化合物の摂餌が,体重を低下することを示しているが,正確な機構は,現在,不明のままである。ここでは,これら化合物が,in vitroでマウス前脂肪細胞,3T3-L1細胞の脂肪細胞への分化を阻害することを見出し,少なくとも一部は,脂肪細胞生成低下が,マウスで観察された体重低下に関わることを示した。次に,アレー分析を行い,TGFβスーパーファミリーサイトカインであるGDF-15/MIC-1およびサイトカインの細胞内下流エフェクター,Trib 3の発現が,これら誘導体によりアップレギュレートされることを見出した。このように,化合物を,GDF-15/MIC-1のインデューサーとして同定し,このような誘導が,これら化合物の体重低下効果に関わる,脂肪細胞分化の阻害を生じることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ジアミン ,  *芳香族アミン ,  サイトカイン ,  タンパク質 ,  *細胞分化 ,  脂肪細胞 ,  培養細胞 ,  TGFβ ,  DNAマイクロアレイ
準シソーラス用語： 3T3-L1細胞 ,  GDF-15 ,  MIC1 ,  Trib3 ,  *フェニレンジアミン誘導体 ,  *脂肪細胞分化

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  芳香族単環アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF05050D)

タイトルに関連する用語 (6件)： フェニレンジアミン誘導体 ,  誘導 ,  マウス ,  細胞 ,  脂肪細胞分化 ,  阻害