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J-GLOBAL ID：201202251707753447   整理番号：12A0580697

酸化したキトサン上の2-メルカプトエチルアミンの固定 本質的に粘膜付着性で透過増強性の高分子

Immobilization of 2-mercaptoethylamine on oxidized chitosan: a substantially mucoadhesive and permeation enhancing polymer

著者 (5件)： MUELLER Christiane (Leopold-Franzens-Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  RAHMAT Deni (Leopold-Franzens-Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  SARTI Federica (Leopold-Franzens-Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  LEITHNER Katharina (Leopold-Franzens-Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  BERNKOP-SCHNUERCH Andreas (Leopold-Franzens-Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT)
資料名： Journal of Materials Chemistry  (Journal of Materials Chemistry)
巻： 22  号： 9  ページ： 3899-3908  発行年： 2012年03月07日 
JST資料番号： W0204A  ISSN： 0959-9428  CODEN： JMACEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粘膜の透過性を良くするため,チオレート化したキトサンの開発を試みた。先ず,過ヨウ素酸ナトリウムでキトサンを酸化し多糖類構造を破断した。この中間体高分子を2-メルカプトエチルアミンと結合させ,シアノボロヒドリドで還元して2級アミン部分を得た。2-メルカプトエチルアミン官能化キトサン共役物(キトサン-2-MEA)の透過性増強効果をFD4をモデル化合物としてUssing型チャンバーを用いて評価した。水の吸収容量,凝集性,粘膜付着及びCaco2細胞への細胞障害効果をin vitro実験で求めた。キトサン骨格の変化とチオール固定によりラットの腸管粘膜を通過するFD4の細胞間輸送はチオール化キトサンが無い場合と比べて5.1倍となった。キトサン-2-MEAと粘膜糖蛋白質との間のジスルフィド形成で粘膜付着力は20倍となる。このチオマーはpH=11まで水性媒体中で優れた水和性を持つ。キトサン-2-MEAは粘膜付着性と透過増強剤として有望である。

シソーラス用語： *チオール ,  *脂肪族アミン ,  *第一アミン ,  *キトサン ,  *付着 ,  薬理実験装置 ,  力 ,  Caco2細胞 ,  細胞毒性 ,  腸粘膜
準シソーラス用語： Ussingチャンバー ,  凝集力 ,  細胞傷害効果 ,  腸管粘膜 ,  *粘膜付着

分類 (4件)： 脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  (CF03070L) ,  界面化学一般  (CB12010J) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  分子間相互作用  (BH07020P)

物質索引 (1件)： 2-メルカプトエチルアミン

タイトルに関連する用語 (7件)： 酸化 ,  キトサン ,  2-メルカプトエチルアミン ,  粘膜付着 ,  透過 ,  増強 ,  高分子