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J-GLOBAL ID:201202251749207310   整理番号:12A0105548

抗IL13療法抗体に対する中和抗体の検出のための細胞を基礎としたSEAPレポーターアッセイの開発と検証

Development and validation of a cell-based SEAP reporter assay for the detection of neutralizing antibodies against an anti-IL-13 therapeutic antibody
著者 (6件):
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巻: 375  号: 1-2  ページ: 258-263  発行年: 2012年01月31日 
JST資料番号: E0816B  ISSN: 0022-1759  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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治療的な抗IL13モノクローナル抗体に対し特異的な中和抗体(NAb)を検出できる細胞を基礎としたバイオアッセイを開発し,検証し健常人と喘息患者の血清検体の解析を行なった。本研究の時点で,中和アッセイは検証に十分な厳密性を有する抗IL13抗体治療には利用できなかった。そのため,本論文では方法と検証のための考察を記載する。本測定法は分泌型胚性アルカリ性ホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子を形質移入したIL13応答性HEK293細胞を用いた。細胞は翌日に90%コンフレントになるように1アッセイウェルに対し5.4×10<sup>4</sup>細胞を播種した。最適なIL13と抗IL13濃度はそれぞれ600pg/mLと900ng/mLと決定した。著者らは本測定法のカットポイント,感度,特異性/交差反応性,選択性/マトリックス干渉および正確性を決定した。また,どのような薬剤阻害濃度(IC<sub>50</sub>,IC<sub>75</sub>およびIC<sub>90</sub>)が感度とダイナミックレンジ/測定方法に影響を与えうるかを証明した。著者らは健常人集団と喘息集団の血清検体間の測定応答における違いを特徴付けた。喘息検体は健常人検体と比べ平均のOD比が上昇していることが証明された。それ故,別個のカットポイントが必要とされ,健常人と喘息患者の血清ではそれぞれ1.78および2.43であると計算された。本測定法の感度は陽性コントロール(親和精製したウサギの抗薬剤ポリクローナル抗体)を用い670ng/mLであった。IL13,IL4およびインターフェロン アルファ(IFNα)を含む内因性の血清サイトカインから生じた偽陽性の可能性が評価され,その結果これらのサイトカインについての干渉濃度は個別の生理学的濃度よりかなり高値であることが示された。これらのデータに基づき,内因性サイトカインによる偽陽性のリスクは非常に低いと考察された。加えて,不適切な抗薬剤陽性対照が本測定法の特異性のために評価され,中和能力を証明しなかった。さらに,目的とする患者集団におけるマトリックス干渉は最終的に16.7%の血清濃度を測定法で用いた時でも検出されなかった。検証された測定法は全ての%CVが<25%であり,満足できる測定内および測定間の正確性を有していた。まとめると,本測定法は検証を通し成功して進められ,血清検体中のNAb応答を決定するために用いられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
バイオアッセイ  ,  免疫反応一般 

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