抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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歩行者の移動支援を目的とした,ナビゲーションシステムが普及しつつあるが,その多くは表示される地図や経路の確認のために画面を何度も見る必要がある。しかし,歩行中の画面確認は,衝突の危険性や,移動の目標物を見失う可能性があり,安全な歩行を行うためには,立ち止まって端末の画面を見る必要がある。本研究ではランドマークの視認性に基づく歩行者向け音声ナビゲーションを提案する。提案するナビゲーションでは,従来のナビゲーションで用いる地図情報に加えて,視認可能な方向,大きさなどの情報を持つランドマーク情報と,ランドマークが視認可能な場所を特定するための壁情報を用いる。これらの情報により,歩行者から見て進行方向に存在し,歩行者から視認可能な,視認性の高いランドマークを選択し案内を行う。これらにより,ユーザの面面確認を必要としない,音声ナビゲーションを実現する。また,提案した音声ナビゲーションの実用性を確かめるために,プロトタイプシステムを実装し,動作を検証した。(著者抄録)