抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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四日市市は上水源としてその多くを地下水に依存している。現在設置されている上水水源井の周辺では土地利用が大きく変化している地点があり,地下水の流動形態の把握が課題である。本研究では最も取水量の多い三滝川流域について,地下水流動形態と地下水の起源について調査した。三滝川流域の地下水流動系は,鈴鹿山脈東麓を涵養域とする滞留時間の長い地下水流動系と,周縁部に分布する丘陵地を環境域に持つ比較的滞留時間の短い地下水流動系の存在が確認された。上流部の扇状地において形成される地下水流動系は,鈴鹿山脈を涵養域としていると考えられる。下流域では,低地の南北に分布する丘陵が主な涵養域であり,この地下水の混合により水質が形成されている。