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J-GLOBAL ID：201202251961228115   整理番号：12A0937263

溶液中のGroEL-GroESシャペロニン四量体における電荷移動効果

Charge Transfer Effects in the GroEL-GroES Chaperonin Tetramer in Solution

著者 (2件)： ANISIMOV Victor M. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, Illinois, USA) ,  BLIZNYUK Andrey A. (Australian National Univ., ACT, AUS)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 22  ページ： 6261-6268  発行年： 2012年06月07日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛋白質-溶媒相互作用は過去20年以上にわたって大規模な計算研究の主題であった。古典的力の場法と量子力学計算の意味ある比較を計画することにおいて,実験条件を表す現実的計算の段取りを固守することは重要である。2481723原子を含む溶液中のGroEL-GroESシャペロニンの大規模半経験的LocalSCF量子力学研究結果を示した。シャペロニンは自然が設計した巨大な分子機械であって,不適切に折畳んだ基質をそれらの天然の立体配座に最折畳みする。大きな生体系が強い量子力学特性を示し,その強さの程度は以前知られていなかった。データは蛋白質が-743電子単位溶媒に移動して,そこでは古典的力の場によって記述できなかった。古典力学に基づく通常の概念に対照して,計算データは電荷移動の量子力学効果が生体系のサイズと共に増加することを示唆した。古典的力の場における電荷移動の無視は高分子の静電ポテンシャルにおける著しい誤差を導くことを示した。これらの知見は大きな生体系における静電相互作用の現実的記述にとって量子力学の枠組みが必要であることを説明している。

シソーラス用語： *シャペロンタンパク質 ,  四量体 ,  細菌タンパク質 ,  *電荷移動 ,  分子内ポテンシャル ,  静電場 ,  *静電相互作用 ,  量子論 ,  力の場 ,  Newton力学 ,  生体系 ,  分子間相互作用 ,  SCF法 ,  折畳み構造 ,  立体配座 ,  分子素子 ,  確率分布 ,  アミノ酸残基
準シソーラス用語： GroEL蛋白質 ,  GroES蛋白質 ,  SCF計算 ,  シャペロニン ,  古典力学 ,  静電ポテンシャル ,  蛋白質再折畳み ,  分子機械 ,  量子力学

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： 溶液 ,  GroEL ,  GroES ,  シャペロニン ,  四量体 ,  電荷移動