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J-GLOBAL ID:201202252033901123   整理番号:12A1327755

MEKC-LIFを用いたCHO-K1中のドキソルビシンの細胞内局在のモニタリング ドラッグデリバリーが増強したリポソーム担体

Monitoring the subcellular localization of doxorubicin in CHO-K1 using MEKC-LIF: Liposomal carrier for enhanced drug delivery
著者 (6件):
資料名:
巻: 99  ページ: 683-688  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ドキソルビシン(DOX)を,遊離薬剤の形または薬物担体と結合した形で(CHO-K1のような)培養腫瘍細胞ターゲットに投与すると,いろいろな機構のDOXの作用が開始し,DOXが核内に入り,いろいろな方法でDNAと相互作用し,最後には細胞増殖を止める。しかし有効性以外に,薬剤そのものや代謝産物が関与する細胞過程により,副作用や薬剤抵抗性が出現する。DOXのリポソーム製剤は,網膜内系への直接取り込みを減少させ,血液中の循環を長くし,副作用を減らす。そこで生物試料中のDOXを分析するのに適した改良MEKC-LIF(ミセル動電クロマトグラフィー-レーザ誘起蛍光)法を開発した。MEKC移動緩衝液は,10mMホウ酸,100mM SDS(pH9.3)から成り,DOXを効率的で安定して電気泳動分離し,分析することができることがわかった。応答は11.3-725ng/mLの範囲で直線であり,定量限界は43.1ng/mL (S/N=10),検出限界は6.36ng/mL (S/N=3)であった。この方法を用いて,DOX処理CHO-K1細胞の3種類の細胞内画分における細胞内蓄積を比較した。CHO-K1細胞を25μMのDOXを二種類の方法(遊離薬剤型と本報で合成したリポソーム型)でいろいろな時間で処理すると,これらの画分は<1400g,1400-14000g,および>14000gにおいて,ペレットを形成し,核,オルガネラ(ミトコンドリ,リソソーム),細胞質ゾルにそれぞれ濃縮された。結果から,最も高いDOX量は,遊離およびリポソームDOXで,それぞれ12hおよび6h処理した細胞の核の多い画分で観測された。このことから,リポソーム担体は,核にDOXを運ぶ効率が上がることがわかった。本報での観測から,細胞内分画とその後の液液抽出およびMEKC-LIFにより,細胞内DOX分布をモニタすることができ,アントラサイクリン型抗腫瘍薬の細胞毒性研究に有用であることがわかった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  薬物の分析 
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