バスーン内部気流の数値研究

RICHTER Andreas

文献

J-GLOBAL ID：201202252068063104 整理番号：12A0791031

バスーン内部気流の数値研究

Numerical Investigations of the Gas Flow Inside the Bassoon

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著者 (1件)：
資料名：
巻： 134 号： 4 ページ： 041104.1-041104.10 発行年： 2012年04月
JST資料番号： C0997A ISSN： 0098-2202 CODEN： JFEGA4 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

管楽器バスーンの穴を全閉状態にして最低音で演奏しているときの内部気流の非定常流れ場を数値的に把握した。気流測定は,画像処理と組み合わせたレーザースキャン法による測定値を用いてシミュレーションした。数値モデルの境界条件を設定するために,圧力測定はダブルリードおよびベルの出口で測定した。Reynolds数は650から6500,流速は2.5から25m/sであった。バスーン内部の気流は部分的に乱流特性を有していることから,支配方程式はk-ω-SST乱流モデルを採用した。ブート部における追加測定によって数値モデルを検証するデータが得られ,計算値と測定値の間で相違が生じていることが分かった。幾つかの調和音が過大あるいは過小評価される例があったが,得られた主な結論は,非定常圧力場の評価から曲管部内の圧力場は,多くのシミュレーションプログラムや設計において用いられている平面波近似の場合と比較してかなり異なっていること,第二に,曲管内部における気流は,よく知られた定常流れではないことが明らかになった。

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楽器音響 , 管内流

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