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J-GLOBAL ID:201202252088146197   整理番号:12A0717101

S-ニトロシル化によるDNAの調節

Regulation of DNA repair by S-nitrosylation
著者 (3件):
資料名:
巻: 1820  号:ページ: 730-735  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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誘導性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)の発現は癌の重要な危険因子である炎症により誘導される。一酸化窒素(NO)及び関連する活性窒素種はDNA損傷の直接原因であり,DNAの変異が増大する。NOはDNA修復の修飾,特にNOの重要な調節機構である蛋白質S-ニトロシル化によりDNA変異に間接的にも影響する。内因性NOシンターゼ活性によるDNA修復蛋白質のS-ニトロシル化を中心にDNA修復の調節における蛋白質標的,分子機構及びNOの潜在的役割を概説した。最近の研究によりO6-アルキルグアニンDNAアルキルトランスフェラーゼ(AGT),8-オキソグアニングリコシラーゼ,アプリニック-アプリミジニックエンドヌクレアーゼ1,及びDNA依存性蛋白質キナーゼ触媒サブユニットなどS-ニトロシル化の標的として重要な多くのDNA修復蛋白質が同定された。S-ニトロシル化はDNA修復蛋白質の活性,安定性及び細胞局在を調節することが示された。蛋白質S-ニトロシル化のレベルはNOシンターゼによるNO合成及びデニトロシラーゼ S-ニトロソグルタチオンレダクターゼ(GSNOR)によるジニトロシル化に依存する。GSNOR欠損によるAGTS-ニトロシル化の異常調節はAGT依存性DNA修復が不活性化し,肝臓癌発癌の誘因となる。変異誘発及び発癌への炎症の寄与分子機構解明のためのDNA蛋白質のS-ニトロシル化の研究が始まった。DNA修復蛋白質の活性に影響する蛋白質S-ニトロシル化の調節は慢性炎症に関連するDNA損傷と変異の妨止及びDNA損傷薬に対する癌細胞の増感による治療法になると推察される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分子遺伝学一般 
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