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J-GLOBAL ID：201202252098227896   整理番号：12A0438975

エアロゾル数濃度の週末効果の弱さ

Weakness of the weekend effect in aerosol number concentrations

著者 (1件)： ASMI Ari (Dep. of Physics, Univ. of Helsinki, P.O. Box 64, FI-00014 UHEL, FIN)
資料名： Atmospheric Environment  (Atmospheric Environment)
巻： 51  ページ： 100-107  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： C0382D  ISSN： 1352-2310  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 平日に関連した人為的なエアロゾルの排出量は,間接的なエアロゾルの影響を介して,地域の気候に影響を及ぼすことが示唆されている。著者は,さまざまな環境に位置しているヨーロッパのいくつかの地域のバックグラウンド観測所で,雲凝結核(CCN)サイズのエアロゾル粒子の測定値と測定されたCCNS数粒径分布を使用して,潜在的な雲凝結核の変動を検討した。特にまれな例外を除いて,様々な平日の濃度の間に統計学的有意差は認められなかった。著者はさらにウェーブレット解析を用いてドイツとフィンランドでの4長周期データセットの濃度を時系列解析した。都市部以外では,平日に関連した変動は全くと言っていいほどほとんど認められなかった。この都市以外での7日間の変動性の欠如は,この分野における以前の研究と対照的であり,その以前の研究ではエアロゾル濃度の代表的な指標として主に粒子の質量を使用していた。時間スケールと変動の分析によれば,PM₁₀とPM_2.5はCCNのサイズの粒子より毎週変動に敏感である。したがって,CCN粒子数の短期変化の代用として質量に基づく変動を使用することにより,これらの粒子の週末効果を過大評価できる。欧州気象学における潜在的な平日関連変化に50~500nm径の粒子からのエアロゾルの間接効果が主要な貢献をすることを,本研究結果は支持しない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： エアロゾル ,  *エアロゾル濃度 ,  大気混濁度 ,  ヨーロッパ ,  *休暇 ,  凝結核 ,  都市郊外 ,  市街地 ,  浮遊粒子状物質 ,  濃度測定 ,  解析 ,  PM10 ,  PM2.5
準シソーラス用語： 大気エアロゾル ,  雲凝結核 ,  ウェーブレット解析

分類 (1件)： 粒状物調査測定  (SB03060E)

タイトルに関連する用語 (3件)： エアロゾル ,  数濃度 ,  週末効果