抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2004年に,5つのオランダの建築事務所が,アムステルダムのStedelijk近代美術館の改新そして増築用に彼らの提案を提出するよう,アムステルダム市によって招へいされた。受賞者はアムステルダムに拠点のある事務所のBenthem Couwel[BCA]であり,その人目を引くデザインは視覚的にそしてその技術的な野望で目立っていた。現在,19世紀の建物が昔の栄光のために修復されるだけでなく,同時に,鮮やかで白い100m長の「バスタブ」形状で創生され,新しい出入りおよび展示空間が舗装広場上に浮遊している,ものであった。それは,キィ材料として帝人(株)のアラミド(Twaronp-アラミド)繊維による新しい複合材料によって初めて作製可能になり得るためであった。ガラスや金属は,そのファサードが-25~+35°Cの温度域に曝露される時の熱膨張率に因って駄目であり,唯一の選択肢は複合材料であった。建築工業用の複合材料で多用されているガラス繊維は,その熱膨張率が未だ高過ぎるので不適切であった。実現可能性検討から,全ての必須要件に合致するための最適解法は複合材サンドイッチ構造であった。本建築に於いて,外板は炭素/アラミド繊維で強化された複合材料積層体で構成されていた。1)建築家のビジョン,2)技術者のビジョン:ビジョンを実現する,3)複合材料パネルの製造,4)ファサードを建設する。