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J-GLOBAL ID：201202252182553197   整理番号：12A0344020

黒毛和種育成牛における一般化線型モデルを用いた胸囲からの体重推定

著者 (5件)： 杉本昌仁 (北海道総合研究機構 畜試) ,  鹿島聖志 (北海道総合研究機構 畜試) ,  森井泰子 (北海道総合研究機構 畜試) ,  酒井稔史 (北海道総合研究機構 畜試) ,  藤川朗 (北海道総合研究機構 畜試)
資料名： 肉用牛研究会報  (Bulletin of Beef Cattle Science)
号： 92  ページ： 18-22  発行年： 2012年01月28日 
JST資料番号： Y0373A  ISSN： 0386-8419  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 黒毛和種子牛における延べ4,751件のデータを用い,体重推定モデルの検討を行った。素牛市場へ出荷される育成牛の体重は概ね400kg以下であることから,それに該当する胸囲200cmまでのデータを供試した。応答変数の確率分布として正規分布を仮定したモデル(正規モデル)またはガンマ分布を仮定したモデル(ガンマモデル)について,当てはまり良さを比較検討した。また,対数変換した体重を胸囲に関する3次多項式として線型回帰分析して得たモデル(対数モデル)を上記モデルと比較し,予測値についてどちらがよりよく子牛の体重を推定しているかについて検討した。赤池情報量基準(AIC)にもとづくモデル選択の結果,ガンマモデルの方が正規モデルより適合性は高いと判断された。対数モデルによる予測値は,ガンマモデルより常に小さい値を体重として予測をしていることが示された。また,成長が進むにつれてこの過小評価の程度は大きくなり,雌子牛より去勢子牛の方がより顕著であった。胸囲が同じ場合,去勢牛の体重は雌の体重より大きくなることも明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *黒毛和種 ,  *子供 ,  *体重 ,  予測技法 ,  *統計的線形モデル ,  *長さ ,  多項式 ,  パラメータ ,  変数 ,  パラメータ推定 ,  最尤法 ,  評価基準 ,  Γ分布 ,  式 ,  *予測モデル ,  回帰分析 ,  評価 ,  性差 ,  曲線あてはめ
準シソーラス用語： REML法 ,  過小評価 ,  *胸囲 ,  赤池情報量基準 ,  説明変数 ,  線形回帰 ,  対数線形モデル ,  予測式

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

引用文献 (13件)：

• 農林水産省. 畜産統計. http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tikusan/pdf/tikusan_09.pdf
• 石原盛衛. 中国農業試験場研究報告. 1955, 2, 55-71
• BRANTON, C. Journal of Dairy Science. 1946, 29, 141-143
• BROOKES, AJ. Journal of Agricultural Science. 1960, 55, 207-213
• BENYI, K. Tropical Animal Health and Production. 1997, 29, 124-128

タイトルに関連する用語 (8件)： 黒毛和種 ,  育成牛 ,  一般化 ,  線型 ,  モデル ,  胸囲 ,  体重 ,  推定