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J-GLOBAL ID:201202252285645995   整理番号:12A0764574

アンタゴニストのモルフィナンと結合したμオピオイド受容体の結晶構造

Crystal structure of the μ-opioid receptor bound to a morphinan antagonist
著者 (11件):
資料名:
巻: 485  号: 7398  ページ: 321-326  発行年: 2012年05月17日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アヘンは世界で最も古い薬剤の1つで,その誘導体であるモルヒネとコデインは,激しい疼痛の緩和に最も多く使われている臨床薬である。このような典型的なオピオイドは,痛覚消失をもたらすと同時に,中枢神経系でGタンパク質共役型μオピオイド受容体(μ-OR)に結合してこれを活性化し,多くの有害な副作用(鎮静作用や無呼吸,習慣性)を生じる。今回我々は,不可逆的モルフィナンアンタゴニストと複合体を形成したマウスμ-ORの2.8Å分解能での結晶構造について述べる。この受容体のポケットは,これまでに報告されているGタンパク質共役型受容体のほとんどで見られている埋め込まれた形の結合ポケットと比べると,大型で溶質にさらされており,モルフィナンリガンドはこのポケットの深部に結合している。特に注目すべきは,このμ-ORが膜貫通セグメント5と6からなる4本ヘリックスバンドルモチーフを介した二回対称二量体の形で結晶化している点である。オピオイド受容体について高分解能で得られたこのような知見により,構造に基づく手法を使って,疼痛や依存症管理のためのよりよい薬剤開発が可能となるだろう。Copyright Nature Publishing Group 2012
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細胞膜の受容体  ,  分子構造 
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