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J-GLOBAL ID：201202252321510201   整理番号：12A0707176

二段階動作合成によるグループ署名回路の早期性能調整法と実装例

著者 (4件)： 森岡澄夫 (NEC システムIPコア研) ,  一色寿幸 (NEC 情報・メディアプロセッシング研) ,  尾花賢 (NEC 情報・メディアプロセッシング研) ,  佐古和恵 (NEC サービスプラットフォーム研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J95-A  号： 5  ページ： 425-435  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ユーザIDを特定せず認証が行えるグループ署名(匿名認証)を低電力組込み機器等で使用可能とするため,回路実装を行った。回路化では,レイテンシ・動作周波数・回路規模・電力など,多様な搭載機器の設計制約に合わせてアーキテクチャを柔軟に調整できる事が,特に重要な要求事項となった。しかしグループ署名は,多ビット長のべき乗剰余演算や楕円曲線演算が約30~40回組み合わさった演算であるため,標準的回路設計法であるRTL論理合成は無論,より設計抽象度の高いCベース動作合成であっても,マイクロアーキテクチャ自動調整しか行えない。そこで今回,署名演算が非ストリーム処理で通信ネックでない等の特徴を生かし,専用のマクロアーキテクチャ自動合成系を構築した。本手法を利用してASIC実装を行った結果,0.25μmゲートアレーという低コストプロセスのもとでも,3GHz PC S/Wと同等の高速度(署名生成0.135秒@100MHz)を低消費電力(425mW@100MHz)で達成でき,回路化の効果や設計手法の有用性が確かめられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *暗号 ,  コンピュータセキュリティ ,  *ディジタル署名 ,  *実装 ,  回路 ,  合成 ,  消費電力
準シソーラス用語： *グループ署名 ,  動作合成 ,  アーキテクチャ ,  低消費電力化

分類 (2件)： 符号理論  (ND02030R) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (21件)：

• D. Chaum and E. van Heyst,“Group signatures,” EUROCRYPT ’91, LNCS, vol.547, pp. 257-265, 1991.
• J. Camenisch and J. Croth,“Group signatures: Better efficiency and new theoretical aspects,” SCN 2004, LNCS, vol.3352, pp. 120-133, 2004.
• C. Popescu,“Applications of group signatures to anonymous fingerprinting schemes,” VIPromCom-2002, 4th EURASIP IEEE Intl. Symp. on Video/Image Processing and Multimedia Communications, pp. 177-182, 2002.
• X. Sun, X. Lin, and P. H. Ilo,“Secure vehicular communications based on group signature and ID-based signature scheme,” IEEE International Conference on Communications 2007 (ICC ’07), pp. 1539-1545, 2007.
• 寺西 勇, “従来方式の安全性欠陥を解消するグループ署名方式と安全性定義の改良,”信学技報, IT2004-50, 2005.

タイトルに関連する用語 (6件)： 段階 ,  動作合成 ,  グループ署名 ,  早期 ,  調整法 ,  実装