抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品の安全性が「とても不安」な時代について検討した。食品に対する不安がこれほど高まっている理由と背景を「情報」と「食生活」の2つの側面からみた。マスメディアが不安を増幅しているとの批判がある。しかし,危険度と報道量は比例しない。食品問題についての報道は,リスクの大小を正確に伝えることが重要である。BSE感染牛で政府もメディアも混乱したのは,リスク情報の発信と受信に不慣れなことが大きかった。原発事故による食品の放射性物質問題で,マスメディアは被爆のリスクに,正確にわかりやすく,丁寧に伝えねばならない。知らない人が作る食べ物につのる不安,健康が不安の上位を占める一方で,自分の食生活に自信が持てない。「食べるモノ」より「食べ方」に目を向けた方がよい。