文献
J-GLOBAL ID:201202252406598671   整理番号:12A0645228

DNA中のグアニン(C8)-チミン(N3)の架橋の構造的,エネルギー的および動的特性によりヌクレオチド除去修復に対する感受性に関する識見が得られる

Structural, energetic and dynamic properties of guanine(C8)-thymine(N3) cross-links in DNA provide insights on susceptibility to nucleotide excision repair
著者 (9件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 2506-2517  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: D0242C  ISSN: 0305-1048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
炎症応答と関連するパーオキシニトロソカーボネートの分解産物である炭酸ラジカルアニオンによるDNA中のグアニンの1電子酸化は,グアニンとチミンの間の鎖内架橋の形成につながる。この鎖内架橋には,5’-d(...G*pT*...)と5’-d(...G*pCpT*...)配列関係におけるグアニン(G*)のC8位とチミン(T*)のN3の共有結合が関与している。本研究では,ヒトのHeLa細胞抽出物中で,ヌクレオチド除去修復(NER)について検討した。G*CT*鎖内架橋は,135量体のDNA二重鎖に埋め込まれたG*CT*架橋よりも約4倍高い効率で除去されることが分かった。熱融解研究により,両損傷によって二重鎖DNAは不安定化し,G*CT*架橋により誘導された不安的化の方が大きいことが明らかになった両損傷により二重鎖DNAが動的に歪み,不安定化することが,計算によっても示された。両損傷により,ワトソン-クリック塩基対形成と塩基スタッキング相互作用が阻害され,解撚と溝の開口が起こった。これらの構造的摂動は,G*T*架橋よりもG*CT*架橋の方が大きいことが示された。実験による研究と計算による研究の組み合わせにより,最も強いNER応答を生じる損傷ニ重鎖の特徴に関する構造的および熱力学的な情報が得られた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子遺伝学一般 

前のページに戻る