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J-GLOBAL ID：201202252411397773   整理番号：12A1642562

無極性有機溶媒及びオイルのためのスーパー吸収剤の設計に向けて 交差結合ポリ(オクタデシルアクリル酸エステル)ベースの親油性高分子電解質のイオン含有量依存の膨潤挙動

Toward the design of superabsorbent materials for non-polar organic solvents and oils: ionic content dependent swelling behaviour of cross-linked poly(octadecyl acrylate)-based lipophilic polyelectrolytes

著者 (3件)： ONO Toshikazu (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SADA Kazuki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SADA Kazuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Journal of Materials Chemistry  (Journal of Materials Chemistry)
巻： 22  号： 39  ページ： 20962-20967  発行年： 2012年10月21日 
JST資料番号： W0204A  ISSN： 0959-9428  CODEN： JMACEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自然環境への油漏れ及び工業的化学漏れはエコシステムへの長期間の影響を及ぼし,そのような媒質への高分子ベースの吸収剤の使用は汚染サイトの清浄化の有望な技法である。本研究では,種々の含有量1.0mol%(EG18(1%))から10mol%(EG18(10%))のテトラアルキルアンモニウムテトラキス(3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニルボラート(TFPB)を含むイオン基をもつ一連のポリ(オクタデシルアクリル酸エステル)ベースの親油性高分子電解質ゲル調製し,有機溶媒とオイルの膨潤挙動を研究した。無極性ないしは貧極性溶媒(3<ε<14)の高分子ゲルの膨潤度は,高分子鎖中のTFPB塩の含有量増大と溶媒の誘電率の増大とともに増大する。ジクロロメタン及び1,2ジクロロエタン中のEG18(10%)の膨潤度はその乾燥重量の300倍以上にわたる。トルエン,ヘキサンのような無極性媒質(ε<3)中ではしかし,EG18(10%)はみな崩壊し,低い誘電率のため小さい膨潤度を示す。しかし,エタノール(ε=24.6)の添加により混合物の溶媒極性は高分子電解質効果により100倍以上の高い膨潤度を示す。親油性高分子電解質ゲルは環境中に漏れ出す揮発性有機化合物の保護障壁として,並びに廃油の吸着剤として応用性がある。

シソーラス用語： *吸収剤 ,  有機溶媒 ,  油 ,  親和性 ,  *高分子電解質 ,  *膨潤 ,  ポリアクリル酸エステル ,  非極性溶媒
準シソーラス用語： オイル ,  親油性 ,  無極性溶媒

分類 (2件)： 吸着剤  (YB03000W) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (13件)： 極性有機溶媒 ,  オイル ,  吸収剤 ,  設計 ,  交差結合 ,  酸 ,  エステル ,  親油性 ,  高分子電解質 ,  イオン ,  含有量 ,  膨潤 ,  挙動