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J-GLOBAL ID:201202252428950328   整理番号:12A1289216

一重項酸素吸収能(SOAC)の分析方法の開発 3 フェノール性抗酸化剤に対するSOAC値の測定

Development of Singlet Oxygen Absorption Capacity (SOAC) Assay Method. 3. Measurements of the SOAC Values for Phenolic Antioxidants
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巻: 60  号: 32  ページ: 7905-7916  発行年: 2012年08月15日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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この研究では,一重項酸素の消滅速度と相対的一重項酸素吸収能力(SOAC)の測定を取上げた。その中で,トコフェノール誘導体,ユビキノール-10,カフェイン酸及びカテキンを含む16種類のフェノール性抗酸化剤ならびにビタミンCについて,エタノール/クロロフォルム/重水(50:50:1,v/v/v)溶液中において,35°Cで評価した。その結果,リコピンに対する1.38×1010M-1s-1から,フェルイック酸に対する2.71×105M-1s-1と10の5乗倍の強度を持つ親油性及び親水性抗酸化剤の一重項酸素消失活性を評価できることが分かった。フェノール性抗酸化剤の一重項酸素の消滅速度の対数とSOAC値は,それらのピークの酸化電位(EQ)と相関があることが分かった。すなわち,より小さなEQを持つ抗酸化剤は,より反応性に富んでいた。エタノール中におけるフェノール性及びカロチノイドに対する一重項酸素の消滅速度と,エタノール/クロロフォルム/重水(50:50:1,v/v/v)溶液中における一重項酸素の消滅速度の間には,勾配1.79を持って相対的直線関係があった。しかし二つのカテキンにおいて,例外があった。アルファートコフェノールの消滅速度に対する抗酸化剤の消滅速度の比の定数は,相対的SOACの値と等しいので,アルファートコフェノールが標準として使われるならば,SOACの値は用いた溶媒の種類に影響を受けない。現在筆者らの研究室では,高濃度のフェノール性抗酸化剤とポリフェノール性抗酸化剤を含む多くの食品と植物抽出物に対して,SOACの値を測定中である。
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分類 (2件):
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生化学的分析法  ,  植物の生化学 
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