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J-GLOBAL ID:201202252430914762   整理番号:12A0436519

北部チェサピーク湾堆積物における完新世からアントロポセンへの変遷を示す親銅微量元素富化の原因

Cause of the chalcophile trace element enrichments marking the Holocene to Anthropocene transition in northern Chesapeake Bay sediments
著者 (6件):
資料名:
巻: 82  ページ: 79-91  発行年: 2012年04月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チェサピーク湾堆積物中で河口でやや珍しく定量された15の親銅微量元素は,良く似た歴史的プロファイルを示した。全ての元素濃度は,1920~1940年の間に多かれ少なかれ上昇し,完新世からアントロポセンへの遷移の化学的層準を形成する。次いで濃度極大が~20年間隔で現れ,同様の期間で記録された気候サイクルに関連することが示唆された。これら元素の相関プロファイルは,堆積物が陸成と複数元素からなる人間活動由来成分の二元混合物に近いことを示唆する。後者成分は以下の質量比(±標準誤差)で特徴付けられる。Co/Zn 0.071±0.003,Cu/Zn 0.147±0.007,Ag/Zn 0.0030±0.0002,Cd/Zn 0.0050±0.0004,In/Zn 0.00031±0.00004,Sn/Zn 0.019±0.002,Sb/Zn 0.0040±0.0002,Te/Zn 0.00059±0.00003,Tl/Zn 0.0016±0.0002,Pb/Zn 0.242±0.013,Bi/Zn 0.00087±0.00005。比較できるところでは,これらの比は,地域の主要産業都市であるボルチモアの港湾における汚染物での比と異なるが,湾の主河川であるSusquehanna川からの堆積物汚染物中における比と,驚くべく類似している。このように,湾中央溝における人間活動由来および陸成の両成分は,河川流域起源と思われる。人間活動起源成分中の多くの親銅元素比は,地域のエアロゾル中でのそれと類似している。河川流域の土壌に蓄積されたエアロゾル堆積が人間活動由来成分の起源であるならば,前記の比は,より広範に見られる地域的人類活動由来の証左となり得る。Moとは異なり,湾堆積物中でのこれら親銅元素の富化は,季節的な無酸素では支配されない。Moは,高い海水濃度により河口における過去の酸化還元情報を記録する特徴ある能力を有するようである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋汚濁  ,  重金属とその化合物一般  ,  地球化学一般 

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