抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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凹凸のある3次元形状の成形部品でのフィルムインモールド(IMD)成形を実現し,量産実証で真空・圧空成形をはるかに上回る成形サイクル,歩留まりを確保した。フィルム吸引解析より,最薄部でもフィルム破断が発生しない製品形状・金型突合せ面構成を検討し,金型設計を実施した。吸引過程でフィルムの伸びの起点となるポイントを事前抽出し,その近傍に伸び起点を意図的に変化させる凸形状と局部温調を設けた金型構造とし,フィルムのシワ・傷・破れの発生を防止した。ゲート設計では,樹脂流動解析を実施し,樹脂充填時間が最も短く,射出圧力が最も低いゲートパターンを採用した。高伸縮IMD用フィルムの開発では,大量生産可能なグラビア印刷でも200%の高伸縮性を備えた高伸縮フィルムを実現できた。位置合わせは,成形後のフィルムをローラで挟み凹凸形状をつぶし,位置合わせへの影響を最小限に抑える構成とした。