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J-GLOBAL ID：201202252487488271   整理番号：12A0248635

曲線軌道内を移動するビームのコヒーレントシンクロトロン放射インピーダンスの計算

Calculation of Coherent Synchrotron Radiation Impedance for a Beam Moving in a Curved Trajectory

著者 (6件)： ZHOU Demin (KEK National Lab., Ibaraki, JPN) ,  ZHOU Demin (Graduate Univ. Advanced Studies (SOKENDAI), Kanagawa, JPN) ,  OHMI Kazuhito (KEK National Lab., Ibaraki, JPN) ,  OIDE Katsunobu (KEK National Lab., Ibaraki, JPN) ,  ZANG Lei (KEK National Lab., Ibaraki, JPN) ,  STUPAKOV Gennady (SLAC National Accelerator Lab., CA, USA)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 51  号： 1,Issue 1  ページ： 016401.1-016401.8  発行年： 2012年01月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 曲線軌道に沿って,バンチビームが移動する際,コヒーレントなシンクロトロン放射(CSR)が発生する。有限差分法を用いて,曲線チャンバに沿って移動するビームの鉛直方向のCSRインピーダンスを算出するCSRZと呼ばれる新規コードを構築した。このコードで採用された手法は,Agoh氏とYokota氏[Phys.Rev誌,ST Accel Beams7(2004年)054403]に基づいている。このコードは,曲線座標系の周波数領域において,放物線方程式を解く。検討したチャンバは,ビーム軌跡に沿った均一な矩形断面積を有する。このコードを用いて,単一,または,直列の屈曲磁石におけるCSRインピーダンスの特性について調査した。計算結果から,外部チャンバ壁による遮蔽効果は,高周波数における簡易な光学近似モデルにより上手く説明できることが示された。外壁により反射するCSR場は,直列の屈曲磁石に沿って互いに干渉し,CSRインピーダンス内で鋭く狭いピークが生成される。簡易な不安定性閾値の推定によれば,微小蓄積リングでは,この様な干渉効果は著しく,マイクロ波不安定性をもたらす場合がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *シンクロトロン放射 ,  *インピーダンス ,  *軌道 ,  方程式 ,  磁石 ,  効果
準シソーラス用語： *コヒーレントシンクロトロン放射 ,  *曲線軌道 ,  ビーム軌道 ,  放物線方程式 ,  遮蔽効果

分類 (1件)： 円形加速器  (BE02020X)

引用文献 (31件)：

• 1) J. Murphy: Beam Dyn. Newsl. 35 (2004) 20.
• 2) B. G. Schinov, A. G. Bonch-Osmolovski, V. G. Makhankov, and V. N. Tsytovitch: Plasma Phys. 15 (1973) 211.
• 3) A. Faltens and L. J. Laslett: Part. Accel. 4 (1973) 151.
• 4) E. L. Saldin, E. A. Schneidmiller, and M. V. Yurkov: Nucl. Instrum. Methods Phys. Res., Sect. A 490 (2002) 1.
• 5) K.-Y. Ng: Part. Accel. 25 (1990) 153.

タイトルに関連する用語 (7件)： 曲線 ,  軌道 ,  ビーム ,  コヒーレント ,  シンクロトロン ,  放射インピーダンス ,  計算