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J-GLOBAL ID:201202252601464515   整理番号:12A1311130

ニューロピリン-1は乳癌幹細胞様細胞で発現し,NF-κBの活性化や腫瘍スフィア形成に関連する

Neuropilin-1 is expressed by breast cancer stem-like cells and is linked to NF-κB activation and tumor sphere formation
著者 (9件):
資料名:
巻: 425  号:ページ: 775-780  発行年: 2012年09月07日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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癌幹細胞(CSC)は腫瘍を開始し,通常の癌治療に高度に抵抗性である。トラニラストは乳癌CSCに対し阻害効果を発揮する低毒性の経口実薬である。これはそのアリル炭化水素受容体(AHR)アゴニスト活性に依存しているようだが,この受容体は多様な機能を持ち,どのようにCSCが阻害されるかは不明である。CSCは低接着培地で腫瘍スフィアを生ずる。乳癌CSCに関する機能試験としてマンモスフィア形成アッセイを用いた。NF-κBはマンモスフィア形成とCSCが仲介する腫瘍開始において鍵となる役割を果たすので,その経路を調べた。また,幾つかのCSCの腫瘍原性に関連する増殖因子共受容体であるニューロピリン-1(Nrp1)の役割も調べた。虎にすとはマンモスフィア形成,Nrp1の発現,そして構成的NF-κBの活性化を同時に抑制した。フローサイトメトリー分析により,乳癌CSCマーカーを帯びる乳癌細胞の亜集団もNrp1を発現することを明らかにした。抗Nrp1阻止抗体はマンモスフィア形成を抑制した。Nrp1とNF-κBの活性化の間に関連があるかどうかを調べた。Nrp1のsiRNAによるノックダウンはNF-κB活性化とマンモスフィア形成を著しく抑制した。AktとERK1/2のリン酸化も減少したが,その程度はそれほどでもなかった。Nrp1がマンモスフィア形成において鍵となる役割を果たし,この活性がNF-κB活性化と関連すると,結論づけた。このように,Nrp1は乳癌CSCに対する治療標的となるかも知れず,抗癌剤トラニラストはその発現を抑制する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  生物学的機能 
物質索引 (1件):
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