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J-GLOBAL ID：201202252965269700   整理番号：12A0625209

細胞膜の簡単なモデルとしてのチオ脂質層の電気化学的および顕微鏡的特性

Electrochemical and Microscopic Characteristics of Thiolipid Layers as Simple Models of Cell Membranes

著者 (3件)： MATYSZEWSKA Dorota (Univ. Warsaw, Warsaw, POL) ,  SEK Slawomir (Univ. Warsaw, Warsaw, POL) ,  BILEWICZ Renata (Univ. Warsaw, Warsaw, POL)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 28  号： 11  ページ： 5182-5189  発行年： 2012年03月20日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チオ脂質,1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホチオエタノール(DPPTE),が細胞膜の簡単なモデルの一成分として薬物や生体物質との相互作用の研究のために利用できることを示した。金電極上に付着させた自己組織化DPPTE単分子層の平均表面濃度は4.52×10^-10mol・cm^-2で,分子あたりの面積は36.7Ųに相当する。LB法で調製されたモデル膜は,自己組織化DPPTE単分子層ほど高密度ではなかった。Au(111)上のDPPTE分子の吸着/脱着挙動を電気化学走査型トンネル顕微鏡で可視化した。負電位における初期過程では物理吸着した分子は平らな付着層を形成する。電位を正方向に変化させるとAu-S結合が形成され,その結果高密度充填した上に立った層が観察された。AFMによって決定されたこの層の厚みは2.08nmで単分子層の厚みに相当した。

シソーラス用語： *脂質膜 ,  *メルカプト基 ,  自己組織化 ,  Langmuir-Blodgett膜 ,  吸着 ,  *走査型トンネル顕微鏡
準シソーラス用語： *リン脂質膜 ,  *電気化学走査型トンネル顕微鏡

分類 (2件)： 界面化学一般  (CB12010J) ,  電極過程  (CB07040U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 細胞膜 ,  モデル ,  脂質 ,  電気化学