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J-GLOBAL ID：201202253079033823   整理番号：12A0758838

微量金属に対する土壌汚染評価法についての厳しい批評

Critical evaluation of soil contamination assessment methods for trace metals

著者 (1件)： DESAULES Andre
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 426  ページ： 120-131  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 土壌中の自然及び人為由来微量金属の含量を正しく区別することが土壌汚染の評価には決定的に重要である。本稿では一連の評価方法を批判的に概説した。全ての手法は自然の含量について参考値を仮定することに頼っている。採用されている,様々な統計的及び地化学的手順に基づく参照値に従えば,3箇所の弱汚染サイトに適用された5つの手法により示されているように,評価される土壌汚染の結果にはかなりの範囲と矛盾が存在する。これはそれらの高い手法的特異性とバイアスの深刻な兆候である。オフサイトの参照値なしには調査した微量金属(Pb,Cu,Zn,Cd,Ni)に関していかなる土壌汚染も確定できなかったが,特異的で敏感なオンサイト参照法はいくつかのサイトについて確定できた。土壌プロファイルバランスが,多数の仮定が現実的で,必要なデータが信頼できるのもであれば,一番もっともらしいサイト特異的な結果を与えると考えられた。これはモデルとデータ不確実性の間のジレンマを浮き上がらせる。データ不確実性は,しかし,これまでの土壌汚染評価ではなおざりにされた問題であった。さらに,モデルの不確実性は,原初の自然の微量金属含量についてのサイト特有の現実的仮定に大きく依存している。それ故に,土壌汚染の適切な評価はモデルvs.データ不確実性,及び特殊化vs.一般化の微妙な最適化演習である。一般的で正確な参照手法はどこにもなく,土壌汚染評価は,以後のリスクアセスメントの信頼性に対して負の影響をもつ依然として,ファジィなものである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *土壌汚染 ,  擾乱 ,  含有量 ,  汚染物質 ,  ヒューマンファクタ ,  濃度 ,  バックグラウンド ,  地球化学 ,  *金属 ,  成因 ,  *方式
準シソーラス用語： 人為的撹乱 ,  人為的含量 ,  人為起源 ,  背景濃度 ,  地化学的背景濃度 ,  *微量金属 ,  自然含有量 ,  自然由来 ,  *評価方法

分類 (2件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 微量金属 ,  土壌汚染 ,  評価法