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J-GLOBAL ID:201202253172953240   整理番号:12A1195707

ゼブラフィッシュ発生時においてヘミセンチン2とフィブリン1は表皮-真皮結合形成と鰭間葉細胞移動に必要である

Hemicentin 2 and Fibulin 1 are required for epidermal-dermal junction formation and fin mesenchymal cell migration during zebrafish development
著者 (11件):
資料名:
巻: 369  号:ページ: 235-248  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヘミセンチン1(Hmcn1)とヘミセンチン2(Hmcn2)は様々な脊椎動物組織の発生とホメオスタシス時に重要な役割を果たす細胞外マトリックス(ECM)蛋白質のフィブリンファミリーに属している。最近,著者等はゼブラフィッシュHmcn1(別称フィブリン6)突然変異がFraser症候群遺伝子であるFras1を起因とする欠陥と同様,重度の鰭水疱を形成することを示した。対照的に脊椎動物発生時におけるHmcn2の役割はこれまで特性化されてこなかった。ゼブラフィッシュにおいてフィブリンファミリーのもう一方のメンバーであるfibulin 1(fbln1)と同様,hmcn2は主に鰭間葉細胞と発生中の体節で発現されており,hmcn1の厳密な上皮発現とは対照的である。アンチセンスモルホリノオリゴヌクレオチド(MO)に基づいたhmcn2ノックダウンからは識別可能な欠陥は生じなかったが,hmcn2/fbln1二重ノックダウンゼブラフィッシュの胴体には水疱形成が認められ,正常な表皮-真皮結合が形成されるには中胚葉源に由来するこれら蛋白質が必要であることが指摘された。対照的にhmcn1突然変異体とは異なり,hmcn2/fbln1二重ノックダウンゼブラフィッシュの鰭膜における表皮-真皮結合は中程度にしか影響されなかった。その代わりに,鰭間葉細胞の鰭膜への移動が阻害され,これより線維芽細胞の内方成長に必須である,鰭膜の表皮間空間のECMの再構築にHmcn2とFbln1が重要な役割を果たすことが指摘された。TEM解析により,ECM再構築は,間葉細胞のコラーゲン性移動基質であるアクチノトリキアレベルおよび哺乳類極細線維とよく似た交差線維のレベルで起こることが示唆された。本研究は脊椎動物発生時におけるHmcn2の役割に対する最初の洞察であり,脊椎動物Fbln1機能の新規知見を拡張する一方で,組織接着と細胞移動を行うためにFbln1Cと/またはFbln1Dイソ型と共に機能的に重複して働く進化的保存性蛋白質としてのHmcn2を同定するものとなった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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発生と分化  ,  生物学的機能  ,  細胞生理一般 

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