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J-GLOBAL ID：201202253264236129   整理番号：12A0944604

バルプロン酸はマトリックスメタロプロテイナーゼ9活性の阻害により脊髄損傷後の血液脊髄バリア破壊を減弱させ,機能回復を改善する

Valproic acid attenuates blood-spinal cord barrier disruption by inhibiting matrix metalloprotease-9 activity and improves functional recovery after spinal cord injury

著者 (6件)： LEE Jee Y. (Kyung Hee Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Hwang S. (Kyung Hee Univ., Seoul, KOR) ,  CHOI Hye Y. (Kyung Hee Univ., Seoul, KOR) ,  OH Tae H. (Kyung Hee Univ., Seoul, KOR) ,  JU Bong G. (Sogang Univ., Seoul, KOR) ,  YUNE Tae Y. (Kyung Hee Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 121  号： 5/6  ページ： 818-829  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者等は,ラットの脊髄のT9の位置に緩和な挫傷を加え,血液-脊髄バリアー(BSCB)障害に対するヒストンデアセチラーゼ阻害剤のバルプロン酸(VPA)の効果を調べた。挫傷直後にVPAの150又は300mg/kgを皮下注射し,その後12時間毎に5日間,同量を注射した。VPAは挫傷後におけるマトリクスメタロプロテイナーゼ-9活性化を阻害し,BSCBの透過性を減弱させ,オクルジンやZO-1のようなタイトジャンクション分子の分解を抑制した。又,TNF-αのような炎症メディエーターの発現を減少させた。更に,VPAはSCI後に抗アポトーシ作用を示すとされるアセチル化ヒストン3,HSP27,HSP70のレベルを上昇させた。その上,VPAはアポトーシス性細胞死とカスパーゼ3の活性化を阻害し,損傷容積を縮小させ,機能回復を改善した。これらから著者等は,表題のように結論した。

シソーラス用語： *マトリックスメタロプロテイナーゼ ,  *脊髄損傷 ,  血液脳関門 ,  ラット ,  脊髄 ,  挫傷 ,  *酵素阻害剤 ,  皮下投与 ,  膜タンパク質 ,  細胞結合 ,  生理活性因子 ,  TNFα ,  アポトーシス ,  細胞生理 ,  ヒストン ,  熱ショックタンパク質 ,  HSP70 ,  カスパーゼ ,  脂肪酸 ,  炎症性メディエーター
準シソーラス用語： HSP27 ,  ZO-1蛋白質 ,  アポトーシスの抑制 ,  オクルディン ,  カスパーゼ3 ,  タイトジャンクション ,  ヒストンH3 ,  *ヒストンデアセチラーゼ阻害剤 ,  炎症メディエータ ,  血液脊髄関門

分類 (3件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  (GW21010W)

物質索引 (1件)： バルプロン酸

タイトルに関連する用語 (11件)： バルプロン酸 ,  マトリックスメタロプロテイナーゼ9 ,  活性 ,  阻害 ,  脊髄損傷 ,  血液 ,  脊髄 ,  バリア ,  破壊 ,  減弱 ,  機能回復