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J-GLOBAL ID：201202253345957440   整理番号：12A0861451

ニコチン酸ヒドロキサム酸塩はMEK/ERKとAKT/GSK3βシグナル伝達経路の活性化を通してメラニン合成とチロシナーゼ活性をダウンレギュレートした

Nicotinic Acid Hydroxamate Downregulated the Melanin Synthesis and Tyrosinase Activity through Activating the MEK/ERK and AKT/GSK3β Signaling Pathways

著者 (6件)： LIN Yin-Shiou (Taipei Medical Univ., Taipei, TWN) ,  CHUANG Mao-Te (St. Martin De Porres Hospital, Chiayi, TWN) ,  CHEN Chao-Hsiang (Ko Da Pharmaceutical Co., Ltd, and Nectar Valley Biopharma Inc., Tao-Yuan, TWN) ,  CHIEN Mei-Yin (Ko Da Pharmaceutical Co., Ltd, and Nectar Valley Biopharma Inc., Tao-Yuan, TWN) ,  HOU Wen-Chi (Taipei Medical Univ., Taipei, TWN) ,  HOU Wen-Chi (Taipei Medical Univ. Hospital, Taipei, TWN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 60  号： 19  ページ： 4859-4864  発行年： 2012年05月16日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： cAMP刺激薬で処理したマウスメラノーマ細胞,または処理していない細胞を用い,ニコチン酸ヒドロキサム酸塩(NAH)のメラニン合成とチロシナーゼ活性を調べた。その結果,メラニンの投与量依存抑制とチロシナーゼ活性を示すことが分かった。皮膚のホワイトニングのシグナル伝達経路についての検討では,NAHを用いることで,メラノーマ細胞はチロシナーゼとチロシナーゼ関連蛋白質1の発現,小眼球症関連転写因子(MITF),メラニンを減少させた。また,NAHの介在で,MEK/ERKとAKT/GSK3βのリン酸化反応における増加が見られ,MITF発現の抑制,チロシナーゼとチロシナーゼ関連蛋白質1の発現の順でダウンレギュレーションしていた。これらより,NAHはメラニン形成を抑制する活性成分であり,ホワイトニング化粧品として有用であることが示唆された。

シソーラス用語： ERK【酵素】 ,  グリコーゲン ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  生合成 ,  チロシンフェノールリアーゼ ,  DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  経路 ,  細胞情報伝達 ,  MAPキナーゼキナーゼ ,  活性化 ,  酵素活性度 ,  ダウンレギュレーション ,  *カルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  ヒドロキシアミド ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： ヒドロキシルアミド ,  Akt ,  GSK ,  GSK3β ,  MITF ,  シグナル伝達経路 ,  チロシナーゼ【EC4.1.99.2】 ,  *ニコチン酸ヒドロキサメート ,  ヒドロキサム酸 ,  メラニン形成

分類 (3件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  酵素の応用関連  (EB09100B) ,  ビタミンB群  (EB07030L)

物質索引 (1件)： ニコチン酸

タイトルに関連する用語 (11件)： ニコチン酸 ,  ヒドロキサム酸 ,  塩 ,  MEK ,  ERK ,  Akt ,  GSK3β ,  シグナル伝達経路 ,  活性化 ,  メラニン ,  チロシナーゼ活性