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J-GLOBAL ID：201202253432061011   整理番号：12A0826857

中途離脱と設定コストのある待ち行列システムにおけるスケジューリングサービス

Scheduling Services in a Queuing System with Impatience and Setup Costs

著者 (2件)： HYON Emmanuel (Univ. Paris Ouest Nanterre la Defense, Paris, FRA) ,  JEAN-MARIE Alain (Univ. Montpellier 2, Montpellier, FRA)
資料名： Computer Journal  (Computer Journal)
巻： 55  号： 5  ページ： 553-563  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： D0002B  ISSN： 0010-4620  CODEN： CMPJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： デットラインやタイムアウトに関係する待ち行列における中途離脱は移動体通信ネットワーク,コールセンター,イールドマネージメント,予約問題,実時間システムなどにおいて無視できない現象になってきている。本論文では,離散時間での単一サーバの待ち行列システムを対象とし,顧客へのサービス,中途離脱のための損失,待ち行列での顧客の保持にはコストが生じるとみなし,その最小化のために顧客にサービスを提供するタイミングを決定する方法を検討した。従来中途離脱なしの待ち行列におけるバッチサーバの最適制御問題はMarkov決定過程に基づく定式化によって解決されているが,動的計画法の演算子の構造特性が中途離脱によって失われることが示されている。そこで,無限範囲割引コスト基準を導入したMarkov決定過程に基づく構造分析の枠組みを適用し,損失の生起にもかかわらず確率動的計画の演算子の構造特性が存在することを示した。また,単調制御である最適ポリシが存在し,行動空間が2要素であることから実際には閾値ポリシになるので閾値の効率的な計算法に取り組んだ。さらに,複数サーバ,有限容量,中途離脱の種類,単位的でないサービスへの本モデルの拡張を検討し,現段階では単一サーバの場合にのみ最適ポリシが閾値型になることを論じた。

シソーラス用語： *待ち行列 ,  *スケジューリング ,  離散時間系 ,  タイミング解析 ,  Markov過程 ,  *動的計画法 ,  演算子 ,  最適化 ,  閾値 ,  割込み
準シソーラス用語： Markov決定過程 ,  中途離脱

分類 (3件)： 待ち行列  (KA03050I) ,  オペレーティングシステム  (JD03020J) ,  数理計画法  (KA03030M)

タイトルに関連する用語 (4件)： 離脱 ,  待ち行列システム ,  スケジューリング ,  サービス