抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宇宙輸送システムの多分野設計最適化の最初の一歩として一連の多目的大局最適化をアルゴリズムの定量的比較を行った。非優越ソート遺伝的アルゴリズム-II(NSGA-II)と新版粒子群最適化(PSO)の2つを検討した。PSOが使い捨てロケット(ELV)の軌道最適化で利点がある事を示した。本論文ではまた,ELVの性能を正確に評価できる大局法の能力を証明することが目的である。上昇軌道の最適化に対し,環境,動力学および誘導モデルについて述べた。7つの性能最適化の試験事例の結果を示し,大局的方法が,従来の傾斜法に比べて遜色ないペイロード質量を示した。ELV上昇軌道とシステムレベル設計の同時最適化を推進,幾何形状および質量パラメータの推定に対し,従来の線形回帰を使って行った。この事例の焦点は,設計結果の品質に関するよりも,多分野設計最適化に関する大局法の有効性の検証に対するテストベンチとしての単純レベルの定義である。大きな違いのある3つのELV設計問題を,改善PSOアルゴリズムを適用して解くことが出来た。多分野設計最適化の探索空間に対し,開発された大局最適方法のアーキテクチャとアルゴリズムの適切性をしめし,より詳細なモデリングとより現実的応用に対し道を開くと考えられる。